2026年8月18日、日本の株式会社MintSparkが「coremeo – AI口コミ返信」を公開した。Googleビジネスプロフィールの管理画面上で店舗特有の文体を学習し、効率的なAI返信を実現する拡張機能である。
特許技術で店舗らしさを学習 Googleマップの返信管理を効率化
店舗集客支援SaaSを展開する株式会社MintSparkは、Googleマップなどに表示される口コミ管理画面上でAI返信を補助するChrome拡張機能「coremeo – AI口コミ返信」の提供を開始した。
従来の生成AIは毎回ゼロから文章を作成するため、担当者や作成時期によってトーンや言い回しがブレやすく、品質管理と作業負荷の両立が難しかった。
本ツールは普段使用するGoogleビジネスプロフィールの画面上でそのまま動作し、未返信の口コミを連続して処理する機能を提供する。送信された返信内容や手直しされた文章を「お手本」として学習し、使うほど店舗独自の言葉遣いに近づく仕組みを構築した。
このシステムには同社が取得した3件の日本国内特許技術が用いられている。さらに自動送信を行わず、必ず人間が確認・編集して送信する運用を採用することで、業務効率化と店舗ブランディングの安全性を担保している。
プランは無料のFREEから多言語対応のMAXまで展開し、特許技術のライセンス提供(OEM)にも対応する姿勢を示している。
店舗運営の負担軽減に貢献 顧客対応の自動化に伴う品質維持が課題
本ツールの登場は、人手不足に悩む店舗ビジネスにおいて口コミ対応の工数を劇的に削減するソリューションとなり得る。
特に複数店舗を展開する事業者にとっては、スタッフの変更に伴う返信文の揺らぎを防ぎ、一貫したブランドトーンを維持できる点が大きなメリットと言える。多言語対応機能も備わっており、インバウンド需要を取り込みたい店舗にとって強力な支援ツールとなるだろう。
一方で、生成AIの活用が進むにつれて、人間らしい温かみや真摯な姿勢が薄れるリスクへの懸念も存在する。
AIによる事実と異なる誤出力(※)の発生可能性も否定できないため、最終的な人の確認という運用プロセスを形骸化させない仕組み作りが重要となる。自動化による効率化を追求しつつ、顧客との接点における信頼性をいかに高め続けられるかが、今後の普及における大きなポイントと言える。
※誤出力:生成AIが文脈に合わない不正確な情報や事実と異なる文案を生成してしまう現象(ハルシネーション)。AIが提示した文章を人間がチェックし、間違いがないか精査する必要がある。
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