2026年7月21日、フォーティエンスコンサルティングは、企業のIT/DX部門向けに「IT戦略・計画策定の体系的研修サービス」の提供を開始した。講義と実践的なグループワークを通じて、経営戦略と連動したIT戦略を自ら立案・実行できる人材の育成を支援する。
IT戦略策定を実践で学ぶ研修を提供
フォーティエンスコンサルティングは、IT/DX部門の担当者を対象とした2日間の対面研修サービスの提供を開始した。経営戦略とIT戦略の関係を理解し、環境分析からIT投資の優先順位付け、ロードマップ策定までを体系的に学べるプログラムとなっている。
研修では、コンサルティング現場で実際に活用されているフレームワークを基にした講義に加え、企業のIT部門を想定したグループワークを実施する。参加者はアプリケーション、インフラ、セキュリティなどの役割に分かれ、限られた予算や人材リソースを考慮しながら、5年間のIT戦略・計画を共同で立案する。
背景には、生成AIをはじめとする技術革新により、企業のIT部門が単なるシステム管理ではなく、経営戦略と連動したDX推進の中核を担う存在へと変化していることがある。同社は実務に直結する演習を通じて、社員が自ら戦略を構想し、実行まで担える「自走型」の組織づくりを支援するとしている。
人材育成投資がDX競争力を左右する
今回の研修は、IT戦略を個人の経験や勘だけに頼るのではなく、組織全体で共通の考え方として定着させる取り組みとして期待される。複数の担当者が同じ方法論を学ぶことで、部門内の認識を統一し、IT投資やDX施策の意思決定を円滑に進めやすくなる可能性がある。
一方で、研修を受講するだけで競争力が向上するわけではない。学んだ内容を実際の業務へ反映できる組織文化や、経営層による継続的な支援が伴わなければ、知識が現場に定着しない可能性もある。また、企業ごとに経営環境や事業特性は異なるため、研修内容を自社の実情に合わせて応用する力も求められるだろう。
生成AIの進化によってIT部門の役割は今後さらに高度化すると予想される。その中で競争優位を築く企業は、新たな技術を導入するだけでなく、経営視点でIT戦略を描き実行できる人材を継続的に育成できる企業になる可能性が高い。今回のような実践型研修への需要も、今後拡大していくことが期待される。
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