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ビットトレード、UPCXセッションで「意識しないWeb3決済」を展望 普及の鍵は利便性と信頼

PlusWeb3 編集部
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暗号資産交換業者のビットトレードは、東京で開催された「WebX 2026」のUPCXセッションへの登壇内容を公表した。処理性能の競争にとどまらず、利用者がブロックチェーンを意識せず使える金融・決済基盤の実現を展望した。

UPCX、日常利用を軸に決済基盤を構想

ビットトレードは、2026年7月16日に、「WebX 2026」での14日の登壇内容をプレスリリースとして公表した。

プレスリリースによると、ザ・プリンス パークタワー東京で開かれたWeb3カンファレンス「WebX 2026」に、ビットトレードの関磊社長が登壇した。
UPCX-Platformsの中野誠CEO、佐藤剛基CMOとともに、ブロックチェーンが金融インフラとして普及する条件や、日本市場での取り組みについて意見を交わしたという。

議論の中心となったのは、処理速度や技術的な新規性だけを訴求するのではなく、既存の決済サービスと同様に、生活や事業活動へ自然に組み込める環境を整える必要性である。
UPCXは、ネームドアカウント、エスクロー(※)、タイムペイメントなど、実際の取引を支える機能を通じ、利用者が基盤技術を意識せず使える決済体験を目指す。

同社はあわせて、「Beyond Payments」を掲げるリブランディングを紹介した。単なるロゴ変更ではなく、決済を起点に金融サービスや事業活動を支える姿勢を明確化する狙いがある。

関氏はプレスリリースにて、「暗号資産でコーヒーを買うことが特別ではなく、日常の選択肢になる。そうした世界を実現することが、暗号資産やブロックチェーン技術の真の普及につながると考えています」とコメントした。

※エスクロー:売り手と買い手の間に第三者が入り、商品やサービスの提供と代金の支払いが確認されるまで資金を一時的に預かる仕組み。取引相手への不安を抑えやすい。

普及にはUXと規制対応の両立が不可欠

利用者に技術を意識させない設計は、Web3決済の導入障壁を下げるうえで有効である。送金先を識別しやすい名称で扱える仕組みや、支払い条件を自動化する機能が整えば、複雑なアドレス管理や手続きへの負担を減らし、個人だけでなく小売店や事業者にも利用範囲が広がる可能性がある。

一方、シームレスな体験を実現するだけでは、決済インフラとしての定着は難しい。価格変動、秘密鍵の管理、誤送金への対応、障害発生時の責任分担など、ブロックチェーン特有のリスクを利用者から見えない形で適切に処理する仕組みが求められる。
利便性を優先しすぎれば、分散性や自己管理といった技術本来の特徴が弱まり、実質的に既存の決済サービスとの差が見えにくくなる可能性もある。

日本で普及を進めるには、暗号資産交換業者による法令遵守、セキュリティ、利用者保護に加え、加盟店や開発者が参加しやすい環境の整備が重要となる。UPCXの構想が社会実装につながるかは、技術性能だけではなく、既存決済と比べた費用、速度、補償、操作性を具体的に示せるかに左右されるだろう。

ビットトレード プレスリリース

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