2026年6月17日、Notta株式会社はAI文字起こし・議事録サービス「Notta」のAIエージェント「Notta Brain」に3つの新機能を追加したと発表した。定例タスクの自動実行機能に加え、SlackとLINEから直接利用できる環境を整備し、会議や資料に蓄積された情報活用の効率化を目指す。
定例タスクとSlack・LINE連携を追加
Notta株式会社は、AIエージェント「Notta Brain」に「定例タスク」「Slack連携」「LINE連携」の3機能を追加した。
Notta Brainは、Nottaに保存された会議録音や文字起こしデータ、アップロード資料をもとに、情報整理や分析、資料作成を支援するAIプラットフォームである。複数の会議内容を横断的に分析したり、報告書やプレゼン資料を作成したりする機能を備えている。
今回の目玉となる定例タスク機能では、ユーザーが設定した指示を指定日時に自動実行できる。例えば、週次会議の要約作成や営業活動の傾向分析、定期レポートの生成などを自動化することが可能だ。
またSlack連携により、ユーザーはSlack上のNotta Botを通じて会議録音や資料に関する質問が行えるようになった。さらにLINE連携にも対応し、LINE Bot「Notta」から会議内容や保存資料を参照しながら対話できる環境を提供する。
同社によると、今回の機能追加は日常業務の中でより自然にNotta Brainを活用できる環境を整えることが目的だという。会議記録を保存するだけでなく、必要な情報を迅速に検索・分析・活用できる仕組みの強化を図る。
業務AI定着の追い風となる一方、情報管理が課題に
今回のアップデートは、会議データを「記録する資産」から「活用する資産」へ転換する動きを後押しするものと考えられる。特に定例タスク機能は、報告業務や情報整理に費やしていた時間を削減し、生産性向上につながる可能性がある。
また、SlackやLINEといった日常的に利用されるコミュニケーションツールから直接アクセスできることで、AI活用の心理的ハードルを下げる効果も期待できる。専用アプリを開く必要がなくなるため、企業内での利用頻度向上につながる可能性もあるだろう。
一方で、会議録音や社内資料など機密性の高い情報を扱う以上、データ管理体制の重要性はさらに高まる可能性がある。外部サービスとの連携が増えるほど、アクセス権限や利用ルールの整備が求められる場面も増加するとみられる。
今後は、蓄積された会議データをAIが自律的に分析し、報告書作成や意思決定支援まで担う流れが加速する可能性がある。企業向けAI市場では、単なる生成AI機能ではなく、既存業務へどれだけ自然に組み込めるかが競争力を左右する要素になるとの見方もある。
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