キリフダは、同社が開発支援するスクウェア・エニックスの周遊型謎解きゲーム「Catrip」第3弾が5月2日に提供開始されたと発表した。
東京都墨田区を舞台に、LINEやJRE WALLETと連携した街歩き体験を提供する。
LINEを使い墨田区を巡る謎解き体験
2026年6月3日、ブロックチェーン領域のシステム開発を手がけるキリフダ株式会社は、同社が開発を支援したスクウェア・エニックスの観光周遊型イマーシブミステリーウォーク(※)『パラノマサイト Alt FILE23 本所にゃにゃ不思議 powered by Catripすみだ』が、5月2日から提供開始されたと発表した。
本作は「Catrip」シリーズの第3弾で、東京都墨田区の錦糸町・両国エリアを実際に歩きながら物語を進める周遊型謎解きゲームである。
参加者は、謎解きキットとスマートフォンアプリ「LINE」を使い、人語を解するネコ「ニャロ吉」とともに、本所七不思議が伝わるすみだの街を巡る。
スクウェア・エニックスのホラーアドベンチャーゲーム『パラノマサイト』のキャラクターたちと会話しながら、怪異や謎解きに挑む構成だ。
企画制作は謎解き制作団体「よだかのレコード」が担当する。
JR東日本のバックアップのもと、墨田区とも連携し、物語の進行に合わせて実際の飲食店で使える「JRE WALLET」と連携したクーポンが手に入る仕組みも用意された。
謎解きキットは錦糸町駅などのNewDaysやスクウェア・エニックス e-STOREで販売され、価格は税込2,800円。
所要時間は4〜5時間で、推奨プレイ時間帯は10時から20時となっている。
※イマーシブミステリーウォーク:参加者が現実の街を歩き、物語や謎解きに没入しながら進める体験型コンテンツ。
街歩きとデジタル連携が鍵
今回の取り組みは、ゲームコンテンツを地域回遊や商業施策と結び付ける事例として注目できる。
参加者が実際に街を歩き、LINEを通じて物語を進める設計は、観光体験にデジタル要素を加えるものだ。
さらに、JRE WALLETと連携したクーポン施策により、謎解きの進行が飲食店利用などの地域消費につながる可能性もある。
メリットは、ゲームファンや謎解きファンを地域に呼び込み、街歩きの動機を作れる点にあるだろう。
単なる観光案内ではなく、物語やキャラクターとの会話を通じて移動を促すため、参加者の滞在時間を伸ばしやすい。
スクウェア・エニックスのIPと地域資源を掛け合わせることで、既存ファンに来訪のきっかけを提供できる点も強みと言える。
一方で、体験の品質はシステムの安定性や現地導線に左右される。
LINEを使った進行やクーポン取得が円滑に動かなければ、没入感が損なわれる可能性がある。
また、4〜5時間の所要時間は十分な体験価値を生む一方で、参加ハードルにもなりうる。
今後は、観光地や商業エリアがIPコンテンツ、ウォレット、クーポンを組み合わせた周遊施策を導入する流れが広がると考えられる。
キリフダはブロックチェーンやウォレット領域の開発も手がけており、今回のような地域体験型コンテンツとの接点は、デジタルウォレットを活用した周遊施策の広がりを考えるうえでも参考になりそうだ。
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