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自尊心の低さがAIへの愛着を加速 早稲田大が中国の若年層361人を調査

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2025年5月27日、早稲田大学の研究チームは、中国の若者361人を対象にした調査で「自尊心が低い人ほどAIに安心感を求めやすい」という傾向を発見したと発表した。
AIとの関係にも“愛着”に近い心理パターンが存在する可能性が示唆された。

目次

AIに“寄り添い”を求める心理傾向、自尊心との関連が判明

早稲田大学人間科学学術院の小塩真司教授らの研究チームは、AIに対する人間の心理的傾向を探るため、中国の若年層361人を対象にWeb調査を実施した。
その結果、自尊心の低い人ほどAIに安心感を求めやすい傾向があることが分かった。

調査は3段階で実施され、1回目には生成AIの印象や活用方法に関する自由回答形式のアンケートが行われた。
56人の参加者のうち約75%が「AIに助言を求めたい」と答え、39%は「いつでも頼れる存在」と評価していた。

続く2回目では、AIへの感情を測定する独自の心理尺度を作成し、63人を対象に分析。「もっとAIに寄り添ってほしい」「あまり自分を見せたくない」などの相反する傾向が抽出された。

最終の3回目では、より大規模な242人を対象に、AIへの感情と自尊心や性格傾向との関係性が分析された。
「AIに好感を持つ人はAIと距離を取りにくい」「自尊心が低いほどAIとの関係に安心を求めやすい」といった傾向が統計的に確認された。

「心の支え」としてのAI 愛着理論との接点と限界

研究チームは、これらの結果について「AIとのやりとりの中にも、人との関係に似た“心の距離感”のようなものがあることが見えてきた」と説明した。心理学でいう愛着理論が、対人関係だけでなくAIとの関係にも部分的に適用できる可能性があるとみている。

愛着理論とは、乳幼児期に形成される親との安定した情緒的つながりが、その後の対人関係やストレス対処に影響するとする心理学理論で、近年は人間以外にも応用が試みられている。

このようなAIへの“愛着”傾向は、孤独感の高まりや精神的サポートへのニーズが強まる現代社会において、今後さらに顕著になる可能性がある。
特に若年層の間で生成AIが日常的に使用される中で、AIが単なるツールを超えて“心の拠り所”となりつつあることを示唆している。

一方で、研究チームは今回の調査に対し冷静な補足も行っている。
「実際に人とAIの間に深い絆ができている、ということを意味するわけではない」「今回の調査は主に中国の若者361人を対象としたもので、サンプルの数や年齢・文化の偏りがある点に注意が必要」とし、研究結果の普遍性には慎重な立場をとっている。

今後は、文化背景の異なる国や年代への拡張調査、さらにAIとの関係性が実際の行動や精神健康に与える影響についての実証研究が求められるだろう。
AIの社会実装が進む中、その心理的影響をどのように捉え、設計に活かすかが問われるのではないだろうか。

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