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NFTプロジェクトに新しいユーティリティをもたらす「PORT」がリリース!その概要は?

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この記事では、NFTプロジェクトに旅行や飲食を中心としたユーティリティを付与するサービス「PORT」について解説します。新しいユーティリティとして注目を集めるサービスから、今後のNFTプロジェクトの在り方も見えてくるかもしれません。

目次

PORT とは?

PORT(ポート)は、既存のNFTプロジェクトに旅行や飲食を中心としたユーティリティを付与することで、NFTと企業を繋ぐマッチングプラットフォームです。

2023年6月には、ユーティリティ・マッチングサービス「PORT X」をリリースし、ユーティリティを一覧化したサイトを公開予定です。提携NFTプロジェクトのホルダーは、PORT Xにログインすることでユーティリティが利用可能となります。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000110227.html より

急成長するNFT市場に伴い、NFTプロジェクトが急増しています。そんな状況に対して、提携するNFTプロジェクトの共通ユーティリティとして、企業からの具体的な体験を付与することで、NFTに新しいユーティリティ(使い道)をもたらし、企業側も新しい顧客層の集客につながるという双方にとってメリットのある取り組みです。

使い方

2023年6月にリリース予定の「PORT X」にウォレットでログインすると、保有するNFTに応じてユーティリティが選択可能になります。

https://portnft.xyz/ より

現時点で連携しているNFTプロジェクトは30を超えており、続々と追加されています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000110227.html より

まずは連携しているNFTプロジェクトのホルダーに「PORT NFT」がエアドロップされます。また、該当プロジェクトのホルダーでない場合でも「PORT NFT」を購入することで利用することが可能になります。

https://portnft.xyz/ より

特徴は?

PORTの特徴を見ていきます。

リアルな体験に特化

まずは最大の特徴である「リアル体験」に特化している点が挙げられます。ユーティリティ事例として以下の7つが挙げられており、リアルな体験を重視していることがわかります。

(1) 国内外の宿泊施設
(2) 海外の観光局
(3) 自治体
(4) 飲食店
(5) 旅行会社・航空会社
(6) アミューズメント施設
(7) メーカー
他…

その背景には、「Ian」さんと「Yayopi」さんの2人のファウンダーの存在があります。

Ianさんは最大で月間約2400万UU/約2億PVまで成長した、旅行おでかけメディア「RETRIP」や旅行コミュニティ「trippiece」を運営していた株式会社trippieceの創業者です。Yayopiさんはホテル暮らしOLとして活動し、フォロワー15万人を誇るインフルエンサーです。現在はweb3企業のCBDOとして活動しながら、ホテルのマーケティングやサウナ付き貸別荘のプロデュースなども行っています。

まさしく、旅行に強い2人がスタートしたからこそ、このようなユーティリティの獲得が可能になっていると言えます。

https://portnft.xyz/ より

共通ユーティリティとして機能

特徴の2つ目はNFTプロジェクトの共通ユーティリティとして機能している点です。自社のNFTを発行してそのユーティリティにするのではなく、複数のNFTプロジェクトと連携し、その共通ユーティリティというポジショニングを取っています。

これによって、一気に知名度とユーザー数の獲得が可能になり、非常に注目されています。

豪華なインフルエンサーの存在

特徴3つ目は公式インフルエンサーの存在です。ファウンダーの1人であるやよぴさんはもちろん、SNSで影響力を持つ6組が公式インフルエンサーとして発表されています。SNSのアカウント合計400万フォロワーを抱えるメンバーです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000110227.html より

展望は?

プロジェクトの内容もユニークで、実績も拡散力も持つチームのプロジェクトとあって、web3業界でも注目を集めています。

個人的にもとても面白い取り組みだと感じています。

世の中のマーケティングトレンドは、マスインフルエンサー1人ではなく、小規模だが確かな影響力を持つマイクロインフルエンサーの何人かへ依頼する方向へ向かっています。その方が結果が出るケースが多いからです。

NFTプロジェクトはある種のマイクロインフルエンサーとして機能します。ユーティリティを付与することで、NFTホルダーに対してアプローチすることができ、具体的な集客に繋がる可能性があります。

そしてこれは、NFTホルダーにとっても嬉しい話です。シンプルにお得なユーティリティが貰えますし、自分たちのNFTプロジェクトが評価されている証明にもなり、フロア価格の上昇にも繋がるかもしれません。要らなければ使わなければいいだけですので、ユーティリティが増えて困ることはありません。

このように、事業者からしても集客に繋がる可能性があり、NFTプロジェクトのオーナーにとってもホルダーにとっても、プラスしかない「共通ユーティリティ」という取り組みはこの先もっと加速していくと予想できます。

しかし、そのためには連携するNFTプロジェクトが強固なコミュニティを築いている必要があります。そして、コミュニティ構築は簡単ではありません。なので、強いコミュニティにユーティリティが集中していくという未来も訪れるかもしれません。

どうなるかはわかりませんが、NFTプロジェクトのユーティリティが新しい時代に突入していくことは間違いなく、その中でNFTプロジェクトの在り方やサービス提供者の在り方も少し変化していくかもしれません。

これからも注目して見ていきます!

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参考文献

NFTにユーティリティを提供する「PORT」プロジェクトを始動

公式HP

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この記事の監修者

mitsuiのアバター mitsui web3リサーチャー

web3リサーチャー / 国内外問わずweb3に関する情報(プロジェクト・ニュース・単語の解説、プロジェクトオーナーへのインタビュー記事、リサーチからの学びや考察記事)を発信。

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