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こども家庭庁調査、高校生の生成AI利用46% ネット利用時間増で学習環境変化

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年2月26日、こども家庭庁は2025年度の子どものインターネット利用調査の速報値を公表した。国内の高校生の46.2%が生成AIを利用し、平日の平均ネット利用時間は6時間44分に達した。生成AIに関する設問は今回が初である。

生成AI利用46%、利用時間も増加

調査は2009年度から毎年実施されており、今回は2025年11~12月に10~17歳の子どもと保護者各5000人、0~9歳の保護者3000人を対象に行われた。いずれも6割以上の回答を得ている。

10~17歳のネット利用率は99.0%に達し、インターネットは生活インフラとして完全に定着した。

高校生の平日1日当たりの利用時間は6時間44分で、前年度から25分増加している。中学生は5時間24分、10歳以上の小学生でも3時間54分に及んだ。

利用内容は動画視聴や検索、ゲームが中心で、端末はスマートフォンや学校配布タブレットが主流である。

生成AIについては今回初めて質問が設けられた。ネット利用者のうち高校生の46.2%が使用経験ありと回答し、中学生は30.8%、小学生は8.6%だった。調査の結果、年齢が上がるほど活用が広がる傾向が明確になった。

一方で、迷惑メッセージの受信が25.5%、ネット利用による学習・睡眠への悪影響が22.3%に上るなど、トラブルや依存傾向も顕在化している。

学習革新と依存リスクの岐路

高校生の約2人に1人が生成AIを使う現状は、同技術が学習補助ツールとして急速に浸透していることを意味する。レポート作成支援や要約、調べ学習の効率化など、知的作業の生産性向上というメリットは大きい。早期からAI活用に慣れることで、将来のデジタル人材育成にも資する可能性がある。

他方、平日6時間超のネット利用は生活リズムの乱れや依存リスクを伴う。生成AIは即時に回答を提示するため、自ら考える時間が短縮される懸念も指摘されるだろう。誤情報や不適切出力への対応力が不十分なまま利用が広がれば、判断力の低下につながる恐れもある。

今後は、単なる利用可否の議論ではなく、教育課程への組み込み方や評価基準の再設計が焦点となる。

生成AIは若年層の思考習慣と学習プロセスを変えつつあり、その影響は数年以内に進路選択やキャリア形成の差として表面化する可能性が高いと言える。

こども家庭庁 資料

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