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博報堂とDAZN、AI解析でスポーツ観戦中の感情を数値化 広告最適化に活用へ

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2026年2月6日、博報堂はスポーツ動画配信サービス「DAZN」を日本で展開するDAZN Japan Investmentと共同で、観戦時の感情を可視化する「スポーツ感情スコア」を開発したと発表した。AI解析により試合ごとの視聴者心理を定量化し、広告やマーケティングへの活用を見据える国内初の取り組みである。

鹿島38試合をAI解析、感情を数値化

スポーツ感情スコアは、試合映像、実況音声、スタッツデータを統合し、AIによる独自アルゴリズムで視聴者の感情変化を時系列で算出する技術だ。得点や勝敗といった結果に加え、攻守の展開、ゴールまでの距離、プレー密度、歓声の強弱なども解析対象とし、興奮度や没入度を数値として示す点に特徴がある。

第1弾として、2025明治安田J1リーグで優勝した鹿島アントラーズの全38試合を対象に分析を実施。熱心なファン層であるFANDOM(※)の感情の動きを可視化した。最高スコアは5月11日の川崎フロンターレ戦で、シュート数の多さとスピーディーな展開が要因とされる。

瞬間最高値は田川選手がフリーで抜け出し、GKとの1対1を制した逆転ゴールの場面で記録された。

※FANDOM:特定のチームや選手を強く支持する熱心なファン層の総称。観戦頻度や消費行動が活発で、購買や口コミへの影響力が高いとされる。

広告最適化の武器か、過度分析のリスクか

この技術がもたらす最大の利点は、広告や販促の精度向上である。データを元に、感情が高まる瞬間に合わせて訴求を強める、あるいは緩やかな時間帯に情報型広告を出すなど、視聴体験と同期した配信設計が可能になる。従来の視聴率やクリック率中心の指標よりも、実際の「心の動き」に基づくマーケティングが実現すると言える。

一方で、感情データの過度な活用は監視的と受け取られる恐れがあり、プライバシーや透明性への配慮が欠かせない。演出過多な広告が没入感を損なうリスクもある。

配信プラットフォームとAI解析が結び付いた今回のモデルは、スポーツビジネスをデータドリブンへ転換する起点となる可能性が高い。

今後は他競技やライブ配信、さらにはエンタメ全般へ広がり、感情そのものが新たな価値指標として扱われる時代が到来しそうだ。

ニュースリリース

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