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LINEに食事写真を送るだけで栄養分析 AIが食事管理を支援

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

LINEヤフーは、AIエージェント「Agent i」において、食事の写真や内容を送信するだけでカロリーや栄養素を分析する「食事管理」エージェントの提供を開始した。LINEのトークルームからも利用でき、日々の食事記録から栄養分析、個人の目的に応じたアドバイスまでAIが支援する。

写真を送るだけで食事を記録 AIが栄養バランスを分析

今回提供を開始した「食事管理」エージェントは、食事の写真やテキストを投稿するだけで、AIが内容を分析し、カロリーや栄養素を記録できるサービスである。利用者は「Agent i」上からアクセスできるほか、専用のLINE公式アカウントと連携すれば、普段使っているLINEのトークルームからも食事を登録できる。

特徴の一つは、食事管理に必要な入力作業を最小限に抑えている点だ。料理の詳細な材料や分量を入力する必要はなく、食事写真を送信するだけでAIが内容を分析する。「卵」「食パン」といった簡単なテキスト入力にも対応しており、市販の商品名を入力した場合は、AIがWeb上の情報を検索してカロリー情報を参照することも可能だ。

さらに、過去の食事記録を活用できるため、「朝ごはんは昨日と同じ」といった簡単な指示でも記録を継続できる。初回設定では年齢や利用目的などを登録し、その情報と日々の食事内容をもとに、一人ひとりに合わせたアドバイスを受けられる仕組みとなっている。

具体的には、ダイエットや健康管理といった目的に応じて、次の食事で取り入れたいメニューを提案するほか、日次・週次の振り返りレポートも提供する。不足しがちな栄養素や摂取量に注意したいメニューを把握できるため、単なる食事記録にとどまらず、食生活の改善まで支援する設計だ。

こうしたサービスの背景には、健康や食生活への関心の高まりがある。内閣府の世論調査では、今後の生活で特に力を入れたいこととして「健康」が71.4%で最多となり、「食生活」も前年の38.6%から42.0%へ上昇した。一方、厚生労働省の調査では、健康的な食習慣を妨げる要因として仕事や家事、育児などによる時間不足が最も多く挙げられている。
LINEヤフーは、こうした課題に対し、日常的に利用するLINEを活用することで、食事管理を始める心理的・作業的な負担を軽減する狙いだ。

日常利用が継続率を左右 健康支援AIの可能性と課題

今回のサービスで注目すべきなのは、AIによる栄養分析そのものだけでなく、LINEという日常的なコミュニケーション基盤に食事管理を組み込んだ点である。健康管理アプリでは、利用者が食事のたびにアプリを起動し、料理や栄養情報を入力する必要がある。これに対し、普段のLINEのトークルームに写真を送るだけで記録できれば、専用アプリへの切り替えや入力作業が減り、利用を習慣化しやすくなると考えられる。

また、記録が蓄積されるほど、個人の食事傾向や利用目的を踏まえた提案が可能になる。日々の不足栄養素を把握したり、次の食事で何を選ぶべきかを考えたりする際の判断材料として活用できるだろう。特に、忙しさから食生活の改善を後回しにしてきた層にとって、手軽に始められる健康支援サービスとなる可能性がある。

一方、AIによる食事分析には課題も残る。写真だけでは料理の分量や調理方法、使用した調味料などを正確に把握できない場合があり、算出されたカロリーや栄養素が実際の摂取量と一致するとは限らない。分析結果を過信せず、あくまで食生活を見直すための参考情報として利用することが重要だ。

今後は、食事記録の継続性に加え、AIの分析精度やアドバイスの実用性がサービスの評価を左右するとみられる。LINEヤフーが日常的な接点を生かして健康管理領域にAIエージェントの活用を広げられるか、利用者の定着とサービスの進化が焦点となる。

LINEヤフー株式会社 プレスリリース

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