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DJI、内部録音対応の「Mic Mini 2S」を発表 AIノイズキャンセリングでクリエイターの収音環境を強化

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年8月4日、DJIはミニワイヤレスマイク「DJI Mic Mini 2S」を発表した。シリーズ初の内部録音に対応し、最長28時間の保存、32-bitフロート収録、2段階のAIノイズキャンセリングを実現。撮影時の音声収録をより安定させる製品となる。

最長28時間の内部録音とAI音声処理を搭載

DJI Mic Mini 2Sの最大の特徴は、トランスミッター単体で音声を記録できる内部録音機能を搭載した点にある。各トランスミッターには約14.5GBのストレージを内蔵し、24ビットモードでは最長28時間の録音が可能だ。カメラやレシーバー側で問題が発生した場合でも、音声データを別途確保できるため、重要なテイクを失うリスクを抑えられる。

さらに32-bitフロート内部録音(※)に対応し、ささやき声から突然の大音量まで、広いダイナミックレンジを収録できる。音量が大きく変化した素材も後処理で調整しやすく、撮影環境に左右されにくい音声制作を可能にする仕様である。

音声処理では2段階のAIノイズキャンセリングを採用。「ベーシック」はファンやエアコン、反響音など屋内の雑音を、「ストロング」は屋外の激しいノイズを低減する。また、急激な音量上昇を抑えるクリッピングコントロールや、出力レベルを一定に保つラウドネスバランスも備える。3種類のボイストーンプリセットも用意され、撮影後の編集負担を軽減できる構成だ。

※32-bitフロート内部録音:非常に広い音量範囲を扱える録音方式。大きな音によるクリッピングを抑えつつ、録音後の編集で音量を調整しやすい特徴を持つ。

制作規模を広げる一方、機材構成の複雑化も

DJI Mic Mini 2Sは、個人の動画制作だけでなく、インタビューやポッドキャスト、座談会など複数人での収録にも対応する。1台のレシーバーに最大4台のトランスミッターを接続でき、従来のMic MiniやMic Mini 2のトランスミッター、DJI Micシリーズのモバイルレシーバーとも互換性を持つ。既存機材を活用しながら段階的に制作環境を拡張できる点は、導入コストを抑えたいクリエイターにとって利点になる。

また、約12gの軽量設計に加えてクリップ式とマグネット式の装着に対応するため、持ち運びやロケ撮影にも適している。さらに対象のOsmoカメラとはレシーバーを介さず直接接続でき、48kHz/24ビットの音声を伝送できる。DJI製品で撮影から収音までをまとめるワークフローでは、セットアップを簡素化する効果が期待される。

一方で、AIによるノイズ処理や自動音量調整は、状況によっては意図した音の質感との調整が必要になる可能性もある。とはいえ、内部録音によるバックアップ、複数人収録、既存機材との互換性を一体化したことで、Mic Mini 2Sは音声制作の失敗リスクを減らしながら、クリエイターがより機動的に制作できる環境を提供する製品と言える。

DJI JAPAN プレスリリース

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