東京都渋谷区のWIZEは、暗号資産ソラナ(SOL)を新たに約1億円分取得したと発表した。
累計取得額は約9億円、総保有量は約5.8万SOLに達し、同社調べで世界11位相当となった。
WIZE、SOL保有量を約5.8万枚へ拡大
2026年7月8日、WIZEは、7日に7,519SOLを1SOLあたり13,275円で取得し、取得価額が99,816,953円となったと発表した。
これにより、2025年10月24日から継続してきたSOLの累計取得額は899,843,376円に達し、ステーキング報酬を含む総保有量は58,480SOLとなった。
今回の取得単価は、直前までの平均取得単価である約15,745円を下回った。
同社はSOL価格が割安と判断した局面で買い増したとしており、保有全体の平均取得単価は15,387円まで低下した。
WIZEによると、2026年7月8日時点で同社のSOL保有量は国内上場企業として最大規模であり、CoinGeckoの「Solana Treasury Holdings」ランキングでは世界11位相当である。
同社は世界トップ10入りを目標に掲げ、今後も割安と判断する局面を捉えながら取得を続ける方針だ。
また、保有するSOLから得られるステーキング(※)報酬も収益機会の一つになる。
WIZEは年率6〜7%程度を前提に、SOL価格が13,100円の場合の年間インカム収益を約4,600万〜5,400万円と試算している。
※ステーキング:保有する暗号資産をバリデータに委任するなどして、取引承認やネットワーク維持に参加し、その対価として報酬を受け取る仕組み。報酬率や暗号資産価格の変動により、実際の収益は変化する。
積極取得が収益機会を広げる一方、価格変動リスクも
今回の追加取得は、WIZEがソラナ・トレジャリー戦略を一段と強めた動きと位置づけられるだろう。
保有量が増えれば、SOL価格上昇時の評価益に加え、ステーキング報酬の拡大も期待できるため、暗号資産を単なる保有資産ではなく、継続的な収益機会として活用できる可能性がある。
一方、SOLへの資産集中は大きな価格変動リスクを伴うとみられる。
暗号資産市場が下落すれば保有資産の評価額が大きく減少する恐れがあり、ステーキング収益も円換算では縮小しかねない。
発表時点で本件による業績への影響は軽微とされているものの、保有規模の拡大に伴い、今後は財務への影響をより慎重に見極める必要があるだろう。
今後の焦点は、WIZEが世界トップ10入りを実現するかだけでなく、価格変動リスクを管理しながら、規律ある取得を維持できるかにあるだろう。
ソラナの利用拡大や市場評価が追い風となれば企業価値向上につながる余地がある一方、相場環境次第では含み損が膨らむ可能性もある。
取得量や平均単価、ステーキング収益の推移について透明性の高い開示を続けられるかが、投資家の評価を左右すると考えられる。
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