米メタ・プラットフォームズが、初のスマートウオッチ「マリブ2」の開発を再開したと米メディアのジ・インフォメーションが報じた。
端末には健康管理機能に加え、同社のAIアシスタント「メタAI」を搭載する計画という。
2022年に棚上げされたプロジェクトが、AIブームを背景に再始動する可能性が浮上した。
棚上げから再始動、マリブ2計画
2026年2月18日、ジ・インフォメーションは米メタ・プラットフォームズが年内に初のスマートウオッチを発売する計画だと報じた。
報道によれば、メタは「マリブ2」と呼ぶスマートウオッチ開発プロジェクトを再開した。
端末には健康管理機能に加え、同社の人工知能アシスタント「メタAI」が搭載されるという。
メタは約5年前にもスマートウオッチ開発を模索し、3つのカメラを備えたモデルも検討していた。
しかし2022年、「リアリティー・ラボ」部門の支出削減の一環として計画は棚上げされた経緯がある。
今回の再始動は、AIブームを背景にしたウエアラブル開発の活発化を示す動きとも受け止められる。
同社は本件について公式コメントを控えている。
ウエアラブルが開く“伴走型AI”の新局面
本件のメリットは、AIと生体データを統合した常時接続型インターフェースの実装にあるだろう。
心拍や活動量を基にリアルタイムで助言を行う仕組みが整えば、端末は単なる計測機器を超え、生活に寄り添う伴走型AIへ進化する可能性がある。
一方で、ハード事業特有の採算リスクや在庫負担は依然重いだろう。
加えて、生体情報の扱いを巡るプライバシー問題が顕在化すれば、信頼性が競争力を左右する局面も想定できる。
今後は、AIをどこまで身体体験に溶け込ませられるかが分水嶺になりそうだ。
生成AIやSNS基盤と連動し、文脈理解まで踏み込めれば、ウエアラブルは“AIの前線拠点”へと変わるかもしれない。
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