Cygamesが生成AI利用方針を明確化 画像生成物は不使用と表明し公式に謝罪

2026年1月14日、Cygamesは画像生成AIに関する自社方針を公式Xで説明した。
現在提供しているゲームやアートには画像生成AIのアウトプットは含まれていないとし、無断で生成物を使用しない方針を明言。
説明不足により不安を招いたとして謝罪した。
Cygames、画像生成AI不使用を明言
14日、Cygamesは公式Xアカウントで、自社ゲームやアート制作について「画像生成AIのアウトプットは含まれていない」と説明した。
あわせて、無断で画像生成AIの生成物をコンテンツに使用しない方針も示した。
2026年1月9日に公表した「Cygames AI Studio」設立を受けて意見が寄せられたことから、同社は投稿で、方針と謝罪の内容を改めて説明した。
投稿では、AI Studio設立に関する発表が簡易的で、生成AIを巡る課題や社会的議論に触れなかったことが不安につながったとして謝罪した。
あわせて、この数日間に多くの意見が寄せられたことにも言及している。
AI Studio設立の報告に関する投稿には、2,000件超の返信と7,000件以上のリポストがあった。
声明では、現在のゲームやアートがスタッフの技術と手作業で制作されていることを説明し、画像生成AIのアウトプットは含まれていないとした。
あわせて、クリエイターやアーティストを尊重し、今後も「最高のコンテンツ」を提供していくとコメントしている。
明確化が生んだ信頼と残された課題
今回の対応で評価できる点は、生成AIを巡る懸念に対し、企業としての判断基準を早期に可視化した点だろう。
画像生成AIを使用しない方針を明確にし、手作業による制作体制を強調したことは、クリエイターやファンに対する説明責任を果たそうとする姿勢として受け止められたとみられる。
一方で、不使用を前面に出した姿勢は、将来的な技術選択の幅を狭めた印象を与える可能性も否定できない。
生成AIの進化が続く中で、どの工程や領域が議論の対象となるのかが整理されないままでは、AI Studio設立との位置付けに疑問を抱かれる可能性がある。
説明不足への謝罪は誠実だが、情報発信の難しさや期待値調整の課題も浮き彫りにしたと言えそうだ。
今後は、創作物への不使用を堅持しつつ、制作支援や業務効率化といった裏側での活用可能性をどう整理し、更新していくかが焦点となりそうだ。
生成AIを巡る社会的議論が続く中、沈黙はかえってリスクになり得る。
判断基準の変化を都度言語化し、透明性をもって共有できれば、試行錯誤そのものが信頼形成につながるモデルケースとして注目される可能性もあるだろう。
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