Zaif INO、ジンバブエ若手漫画家支援NFT販売開始 日本出版目指す

2026年1月7日、審査制NFT販売所「Zaif INO」を通じ、ジンバブエの若手漫画家を支援するNFT漫画プロジェクトが始動した。
NFT販売を通じて出版資金を募り、日本市場での漫画出版を目指す。
NFT販売で出版資金を調達、日本での出版を目指す
7日、CAICA DIGITAL傘下で審査制NFT(※)販売所「Zaif INO」を運営するカイカフィナンシャルホールディングスは、ジンバブエの若き漫画家の才能を応援する「NFT漫画プロジェクト in アフリカ/ジンバブエ」において、日本での出版に向けた資金調達を行うNFT販売スケジュールを決定したと発表した。
本プロジェクトは、選ばれた作品についてNFTを活用したクラウドファンディング型の仕組みにより出版資金を調達し、日本での出版を目指す取り組みである。
NFTの販売開始予定日は1月28日、販売終了予定日は4月27日23時59分となっている。NFT購入が、直接クリエイターの未来と日本デビューにつながるとしている。
本件は、カイカフィナンシャルホールディングスが、実業之日本社(ライツ・事業開発部および実業之日本デジタル)と協業して推進する。
同社は第1弾として、作家ごとの魅力を紹介する特設サイトの公開を開始した。
トップバッターは、アフリカ各地の神話をモチーフにしたSFロボットアクションを描くBill Masuku氏で、作品名は「Beanstalkking!! – Faith is a weapon! –(豆の木の王様!! – 信念こそが武器だ! –)」。
特設サイトでは世界観の紹介に加え、作家本人のインタビュー動画を掲載し、試し読みも公開した。
今後はBill Masuku氏に続き、wimpy nine氏、Tash氏の特設サイトや試し読みも順次公開される予定だ。
※NFT:ブロックチェーン上で唯一性を証明できるデジタル資産。
出版実現が鍵となるNFT漫画支援モデルの持続性
本プロジェクトのメリットとして考えられるのは、NFTを通じて創作初期段階の才能に直接支援が届く構造を示した点にあるだろう。
出版前の段階から読者が関与できる仕組みは、作品完成後に価値が確定する従来モデルとは異なり、創作の過程そのものを共有する文化消費の可能性を広げたとみられる。
国境を越えた支援を比較的シンプルに実現した点も、今後の国際出版における一つの選択肢になり得る。
一方で、NFTという手法が一般の漫画読者にとって依然として心理的ハードルが高い点は否定できない。
ウォレット管理や価格変動への不安に加え、支援から出版までの期間が長期化すれば、期待との乖離が生じる可能性もある。
文化支援と投資的側面が併存する構造は、説明不足の場合、誤解を招くリスクがあるだろう。
今後の展望としては、NFT販売後の進行管理や情報開示の丁寧さが成否を左右すると考えられる。
出版までのプロセスが可視化され、実績として結実すれば、Web3を活用した国際漫画支援モデルの先例となる可能性がある。
日本市場での成功が確認されれば、他地域への展開も現実味を帯びてくるだろう。
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