ホロライブ、生成AI指摘受けPV非公開 制作工程を再確認

2026年1月7日、VTuber事務所を運営するカバーは、hololive OFFICIAL CARD GAME「アヤカシヴァーミリオン」のプロモーション映像を非公開にしたと発表した。
制作工程を確認した結果、原画イラストのクオリティを損なう映像制作手法が一部に含まれていたとしている。
生成AI使用の指摘受け、制作工程を確認
hololive OFFICIAL CARD GAMEは公式サイトで、「アヤカシヴァーミリオン」の商品PVについて、生成AI使用の指摘を踏まえて告知した。
公式Xでも、同社としての生成AIの取り扱いに関する考え方を踏まえ、制作工程の事実確認を進めていると説明している。
発表によれば、外部協力会社が制作した当該PVの制作工程を確認した結果、原画イラストのクオリティを損なう映像制作手法が一部に含まれていたことが判明したという。
同社は、こうした事態は社内の進行管理や確認体制に起因するとして、PVを非公開とする判断を下した。
あわせて、再発防止に向けて映像制作時の進行・確認プロセスを見直す方針も示している。
一方で、今回確認された不適切な映像制作手法はPVの演出手法に関わるもので、カードゲームのイラスト制作において同様の手法は一切用いていないとした。
透明性強化が迫る映像制作プロセス
今回の対応で評価できるのは、指摘を受けた段階でPVを非公開とし、制作工程を確認した上で結果を公表した点にあると考えられる。
疑念が生じた際に説明を行った姿勢は、クリエイターやユーザーとの信頼維持に一定の効果をもたらした可能性がある。
一方で、外部委託であっても最終確認が不十分だった事実は重く、管理体制への懸念は残るだろう。
「クオリティを損なう手法」とする説明も、受け手によっては抽象的と映り、疑念が完全に払拭されない恐れがある。
今後は、映像制作におけるチェック工程の厳格化が進むとみられる。
外部委託先へのガイドライン整備や、生成AI利用の可否を含む確認フローの明文化が進めば、透明性は高まる半面、制作スピードやコストへの影響も想定できるだろう。
hololive OFFICIAL CARD GAME ニュースリリース
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