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DLE、生成AIスタジオを新設 月100本の映像制作でIP事業を加速へ

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年7月10日、株式会社ディー・エル・イー(DLE)は、生成AIを活用した映像制作事業を本格化し、AIスタジオの新設を発表した。
ショート動画から実写風コンテンツまで月100本の制作体制を整備し、オリジナルIPと他社案件の両輪で展開する方針だ。

月100本のAI映像制作体制 独自IPと受託制作を両立

DLEは、生成AIを活用したコンテンツ制作の本格展開に向け、社内に「AIスタジオ」を設立した。
これにより、自社IPのアニメ・実写風コンテンツのAI化に加え、他社からの受託制作にも対応する新体制を構築する。
スタート段階で、月間100本のショート動画を制作可能とする規模での運用が開始されている。

これまで同社は、「秘密結社 鷹の爪」などのアニメIPの制作に加え、AI VTuber「ケツアゴ姉さん」「吉田くん」などを展開し、IP開発と映像技術の融合を進めてきた。
今回のAIスタジオ設立は、アニメ制作現場の慢性的なリソース逼迫を背景に、スピードと質の両立を図る狙いがある。

制作陣には、映画監督やCMディレクターを含む映像業界出身者を招き、従来の手法にとらわれない実写ドラマ風の表現も可能とした。
さらに、放送局や配信プラットフォーム向けに100話単位のコンテンツ納品も視野に入れており、需要の高まるショート動画市場で優位性を確立する構えだ。

また、DLEは独自の厳格なガイドラインを策定し、コンテンツ制作における権利リスクを未然に防ぐ体制も整えている。

AI×異業種の化学反応で映像表現を刷新 懸念は著作権の適正運用

今回発表された新体制により、AI時代における制作手法が革新され、映像業界の制作フローそのものが変化する可能性がある。
特に、アニメ制作が数年単位の長期スパンに陥る現状に対し、数週間単位での納品が可能となる仕組みは、IPビジネス全体の回転速度を上げる効果が期待される。

一方で、AIによる制作物の著作権問題は依然として業界内で課題とされており、今後は、制作物の権利保全と品質担保の両立が、AIコンテンツ市場の拡大に向けた鍵となるだろう。

DLEの取り組みは、国内における生成AIコンテンツ制作の先行事例として、業界全体の指標となる可能性がある。
特に、IPビジネスを中核とするエンタメ企業にとって、制作サイクルの短縮と多品種展開を両立できる点は大きな魅力だ。
今後は、配信プラットフォームや広告業界との連携によって、100話単位のパッケージ展開やデジタル配信の新たな形が広がるとみられる。

DLEが描く「映像制作の新常態」はまだ過渡期にあると言える。
だが、生成AIを道具として捉え、その活用を人間の発想と結びつけていくことができれば、映像表現の革新が本格化する局面を迎えることになるだろう。

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