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    キオクシア、生成AI向けに高性能SSDを投入 GPU活用最大化で次世代サーバー需要に対応

    2025年6月20日、キオクシアは生成AIやHPC向けの高性能SSD「CD9P」シリーズを発表した。
    AI処理の高速化と電力効率の両立を図り、GPUの性能を最大限に引き出す設計が特徴だ。
    米ラスベガスで開催される「HPE Discover 2025」においてデモ出展、限定顧客へサンプル出荷を行う予定だ。

    目次

    生成AI用途に特化したSSD「CD9P」シリーズ発表

    キオクシアは、高負荷なAI処理やHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)用途に向けたエンタープライズSSD「CD9P」シリーズを新たに投入する。

    この製品は、GPUの処理能力を十分に引き出すために、高スループット・低レイテンシ・安定した性能を重視して設計された。
    ストレージ性能のボトルネックを解消することで、AIサーバー全体の処理効率が向上することが期待される。

    記録媒体には、「第8世代BiCS FLASH」を採用。これは、キオクシア独自のCBA(※1)技術により、性能・電力効率・容量密度を大幅に改善したものだ。
    前世代と比べて2倍の容量を実現している。

    CD9Pシリーズは、同社従来製品「CD8P」との比較で、ランダムライト性能は最大約125%、ランダムリードは最大約30%、シーケンシャルリードで最大約20%、シーケンシャルライトで最大約25%の性能向上を達成。
    特に15.36TBモデルでは、1Wあたりの性能指標も大幅に改善され、TCO(※2)削減に寄与するとしている。

     ※1 CBA(CMOS directly Bonded to Array):メモリセルの上にCMOS回路を直接重ねて接合する製造技術。
    ※2 TCO(Total Cost of Ownership):製品やサービスの導入・運用・維持にかかる総コストのこと。

    AI時代のストレージ要件に応える「電力効率」と「性能最適化」

    生成AIの普及とともに、サーバーの処理性能と電力効率への要求は一層高まっている。
    特にGPUの高性能化に伴い、その性能を最大限に活用するためのストレージインフラの最適化が急務となっている。

    キオクシアのCD9Pシリーズは、この課題に対し、容量・速度・消費電力のバランスを最適化することで応えようとしている。
    シーケンシャルリードやランダムライトでの大幅な改善は、データセンター運営者にとって大きな利点となる。

    一方で、これだけの高性能を備えたSSDは製造コストが高騰する可能性が高く、導入コストも比例して上昇する懸念がある。
    たしかにTCOの改善は打ち出されている。ただし、それが短期的にすべてのユーザーにとって実感されるとは限らない。

    しかし今後の市場においては、生成AIモデルのさらなる大規模化が進む一方で、省エネルギー性能や持続可能性が投資判断における重要な要素となっていくと予測される。
    その視点に立てば、高い電力効率を備えたストレージ製品の需要は一層強まると考えられる。
    キオクシアのCD9Pシリーズは、そうした課題を打開するための有力な選択肢となり得るだろう。

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