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    「マンボウの頭をかむアシカ」画像にAIフェイク疑惑 拡散の裏に加工の痕跡と誤解リスク

    2025年6月10日、X(旧Twitter)上に「アシカがマンボウの頭部をかみちぎる」とされる画像が投稿され、5000件を超えるリポストで拡散した。
    だが、これはAI生成によるフェイク画像との指摘が相次いでおり、元画像とされる2015年の報道写真の加工が疑われている。

    目次

    「頭部をかむアシカ」の画像、AIフェイクと指摘される

    話題の画像は、Xのユーザーが6月10日にXに投稿したもので、アシカがマンボウの「頭部」にかみついているように見えるものだ。
    この投稿は16日時点で5000件を超えるリポストを記録し、急速に拡散された。

    しかし、投稿直後から「不自然だ」との声が相次ぎ、生成AIによるフェイク画像ではないかとの疑念が浮上した。
    画像にはコミュニティノート(※)も付けられ、元になったとされる写真が紹介されている。

    その“元ネタ”は、英紙「Daily Mail」の2015年の記事に掲載された一連の写真である。
    動物写真家リチャード・ハーマン氏が米カリフォルニア州サンディエゴで撮影したもので、アシカがマンボウを捕食する様子が写っている。

    元写真では頭部は写真の下部にあるが、加工画像では画像では頭部が上になっている。
    また、ひれの形も変化しているほか、口元の追加や海中の肉片の消失といった改変が確認されている。

    なお、今回の画像が最初に投稿されたのはXではない可能性も指摘されている。
    5月30日にFacebookに同様の画像が投稿されており、そちらが出所である可能性が高い。

    ※コミュニティノート:Xにおいてより正確な情報の提供を目的として設けられた機能のこと。誤解を招くおそれのある投稿に対し、Xのユーザーが協力して補足的な背景情報を加えることが可能。

    フェイク画像の拡散が加速 AI生成の実態把握が課題に

    AI生成画像の技術は高度化し、専門家でなくとも視覚的に“本物らしく”見せることが可能になっている。
    今回のように、実際の報道写真をベースに改変する事例は、特に信ぴょう性が高まりやすく、誤情報の拡散に拍車をかけやすくなると考えられる。

    フェイク画像は、動物の生態に関する誤解を招くだけでなく、報道写真や写真家の信頼性を損なうリスクも高い。
    AIによる画像生成は今後も進化が予想されるが、それに対抗するためには、投稿者やSNSプラットフォームによる透明性の確保と、ユーザーの情報リテラシー向上が求められるだろう。

    すでにXでは、AI生成による誤情報への対策としてコミュニティノート制度が強化されているため、事実確認の迅速な提示が期待できる。
    だが、拡散スピードが上回る現状では、いかに“本物”を見抜けるかが、AI時代の課題になっているといえる。

    参考:元ネタとされるDaily Mailの記事
    https://www.dailymail.co.uk/news/article-3173611/Bitten-chew-Sealion-chomps-hole-giant-sunfish-looks-like-struggle-finish-meal.html

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