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    ファーウェイのAIチップ生産、2025年は20万個以下 米高官は中国の急速な台頭に警鐘

    2025年6月12日、米商務省のジェフリー・ケスラー次官補は、中国ファーウェイのAI半導体生産能力について、2025年内は20万個以下にとどまるとの見解を示した。
    米国の公聴会で述べたもので、性能・数量ともに米国に劣後するが、中国の追い上げには警戒が必要と指摘している。

    目次

    ファーウェイのAI半導体、生産能力が需要に届かず

    米国議会の公聴会に出席したケスラー次官補は、ファーウェイの高度AIチップ「Ascend 910C(アセンド910C)」の生産能力が2025年時点で20万個に満たないとの見方を示した。
    現状では、同チップのほぼすべてが中国国内向けに出荷される見通しで、国外市場には波及しないという。

    ファーウェイは現在、米国の輸出規制により、NVIDIA製の高性能AIチップ「A100」や「H100」の入手が困難になっており、自社開発の代替チップを通じて国内需要に応えようとしている。
    とくにAI関連サービスを提供する中国企業からの引き合いが強まっており、アセンド910Cが有力な選択肢となっている状況だ。

    ただし、生産能力はまだ限定的であり、AIモデルのトレーニングに必要な大規模GPU群の構築には至っていない。
    ケスラー氏は「われわれの評価ではファーウェイの25年のアセンドチップ生産能力は20万個以下」と述べ、AI競争における現時点での優位性は米国にあるとの認識を示した。

    米高官「安心は禁物」 中国は巨額投資で巻き返し狙う

    現状のファーウェイチップの生産量は限られているものの、成長スピードは脅威であると考えられる。
    ケスラー氏は、生産量の少なさをもって中国の脅威を軽視すべきではないと警告する。
    「中国はAIチップの生産能力と性能向上に巨額の投資を行っている。
    中国が急速に追い上げていることを理解し、誤った安心感を抱かないことが重要だ」と述べ、米国は“誤った安心感”に陥るリスクがあると強調した。

    中国政府および民間企業は、AIチップ開発や製造能力の向上に対し、国家的な戦略として巨額の資金を投入している。
    その結果として、米国主導の制裁や技術封鎖にもかかわらず、中国は独自技術で追い上げを図っている。アセンド910Cのような製品の登場は、その一端にすぎない。
    将来的には、AIチップの輸出競争や標準化争いにもつながる恐れがあるだろう。

    一方で、現時点での性能や量産体制の面では、米NVIDIAをはじめとする西側企業が依然として優位に立っている。
    だが、ケスラー氏の発言は「中国の急速な進展を過小評価するな」というメッセージであり、今後の地政学的な技術競争に対する危機感がにじむ。

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