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GMOが新組織「グループAI推進本部」を設立 「山下副社長」が率いる超自動化への新体制

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年7月14日、GMOインターネットグループ株式会社は取締役会において、グループ横断で業務AIエージェントの実装を推進する「グループAI推進本部」の設立を決定した。また、同日付でグループ副社長の山下浩史氏が「グループAI変革担当」および同本部長に就任したことを発表した。

4つの専門室を新設し、業務AIエージェントの現場実装を徹底強化

GMOインターネットグループは、グループを挙げて「AI&ロボティクスで未来を創るNo.1企業グループ」を目指す方針を掲げている。その具現化に向け、2026年7月13日にグループ代表の熊谷正寿氏が「グループAI変革最高責任者(グループCAIO)」に就任したばかりだ。今回の「グループAI推進本部」の新設は、その変革を実務レベルで強力に牽引するための布石となる。

本組織の設立背景には、2026年4月に実施された「AI阻害要因」に関するグループ内アンケートがある。そこでの課題解決に向けたプロジェクトが進行するなか、AI利用環境の整備が整ったこの7月以降、業務AIエージェントの本格的な実装フェーズを迎えた。新本部長となる山下氏は、熊谷CAIOを補佐しつつ、全社的な業務プロセスの変革を一気に加速させる役割を担う。

推進本部の内部は、役割の異なる4つの専門室で構成されるのが特徴である。API接続の開発やデータ・ドキュメントの整備を担う「AIプラットフォーム室」をはじめ、プロセス改善やAIエージェントの開発を担う「AIエージェント業務支援室」、コスト管理や維持管理を担う「AIオペレーション室」、そして規定策定や監査を司る「AIガバナンス室」が有機的に連携する。これにより、開発から運用、リスク管理までを網羅する体制が整った。

ハイパーオートメーション化のメリットと、人材や体制構築における課題

今回の組織改編は、同グループが掲げる「2027年11月までの超自動化(ハイパーオートメーション)」の実現に向けた大きな一歩になる。AIエージェントが各事業プロセスに深く組み込まれることで、業務効率が劇的に向上し、時間とコストの大幅な節約が期待できる。これにより、パートナーはより付加価値の高い戦略的業務や新規サービス創出に集中できるようになるだろう。

一方で、急速なAIエージェントの導入には、クリアすべき課題やリスクも指摘される。全パートナーがAIを使いこなすためのリスキリング体制の維持や、新たなAIオペレーションに伴うコスト管理の難しさがその一例だ。また、自律的に動くAIが増えるほど、情報漏洩や誤動作といったインシデントへの防衛策が不可欠となる。AIガバナンス室が担う「AI意思決定の監査」が実効性を持つかどうかが今後の鍵となる。

それでも、年間10億円規模の「GMO AIブースト支援金」の創設や、独自のAI学習施策を矢継ぎ早に打ち出してきた実績は業界内でも注目度が高い。最先端のAI技術を競合に先駆けて実装し、組織的なガバナンスを効かせながら実務に落とし込めるか、同グループの今後の動向が国内のDXモデルケースとして注視されている。

GMOインターネットグループ プレスリリース

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