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ソフトバンク、「Cloud PF Type A」で国産生成AI「Sarashina3」提供開始 業務特化の5モデルで企業活用を強化

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2026年6月30日、SB Intuitionsは、ソフトバンクのクラウドサービス「Cloud PF Type A」で国産生成AI「Sarashina3 シリーズ」の提供を開始したと発表した。標準モデルに加え、軽量モデルや安全性、検索精度向上に特化したモデルを含む5種類を展開し、企業の多様なAI活用を支援する。

業務用途別に最適化した5モデルを提供

「Sarashina3 シリーズ」は、日本語応答性能や指示追従性能を向上させた最新の国産生成AIモデル群である。ソフトバンクのソブリンクラウド「Cloud PF Type A」上で利用でき、企業は業務内容に応じて最適なモデルを選択できるようになった。

提供されるのは、標準モデル「Sarashina3 mini」、高速・低コスト処理向けの「Sarashina3 nano」、AI利用時の有害な入力・出力を判定する「Sarashina3 guard」、文書検索向けの「Sarashina3 embedding」、検索拡張生成(RAG)の精度を高める「Sarashina3 rerank」の5モデルである。

「Sarashina3 mini」と「Sarashina3 embedding」は学習手法を刷新し、日本語性能を強化した。「Sarashina3 mini」はエージェント機能やコード生成にも対応し、「Sarashina3 nano」は大量の定型業務を高速かつ低コストで処理できる。一方、「Sarashina3 guard」は安全性を確保し、「Sarashina3 embedding」と「Sarashina3 rerank」は検索精度を高めることで、企業向けAIシステムの実用性向上を支援する。

実用性向上が期待される一方、競争激化への対応も課題

今回のモデル拡充により、企業は文章生成だけでなく、定型業務の自動化や安全性の向上、社内文書検索の高度化まで、用途に応じて複数のAIモデルを組み合わせて活用しやすくなると考えられる。特にRAGシステムの精度向上や日本語に最適化された応答性能は、国内企業の生成AI導入を後押しする要素となりそうだ。

一方で、生成AI市場では海外の大規模モデルとの競争が一段と激しくなっている。日本語性能や国内データの取り扱いは国産モデルの強みとなる一方、推論能力や機能追加のスピードでは継続的な改良が求められる可能性がある。

今後は、単一の大規模モデルだけでなく、用途ごとに複数の専用モデルを組み合わせる構成が企業向けAIシステムで広がっていくと考えられる。今回の「Sarashina3 シリーズ」の展開は、国産生成AIの実用化や企業への定着を後押しする取り組みとして注目を集める可能性がある。

SB Intuitions プレスリリース

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