暗号資産交換業者SBI VCトレードは、リップルの米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱開始を発表した。
国内初の4号電子決済手段として提供され、イーサリアム上での入出庫に対応する。米ドル建てステーブルコインの選択肢が広がり、日本市場での活用拡大が期待される。
SBI VCトレードがRLUSDを国内初導入
2026年6月24日、SBI VCトレードは、VCTRADEサービスにおいてリップルの米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始したと発表した。
日本国内では初となる4号電子決済手段(※)として提供され、イーサリアムブロックチェーン上のRLUSDに対応する。なお、BITPOINTサービスは対象外である。
売買に加え、入出庫手数料はいずれも無料となる。入庫・出庫は24時間365日受け付けており、売買は0.01RLUSD単位から利用できる。
最大発注数量および最大出庫数量は100万円相当額に設定されている。
RLUSDは、リップル傘下でニューヨーク州認可の特定目的信託会社であるStandard Custody & Trust Companyが発行する米ドル連動型ステーブルコインである。
裏付け資産には米ドル預金や米国短期国債、現金同等物などを採用し、第三者会計事務所による月次検証を実施しているほか、顧客資産は運営資金と分別管理されている。
SBI VCトレードは2025年3月からUSDCも取り扱っており、今回のRLUSD追加によって米ドル建てステーブルコインは2銘柄となった。
同社は、2016年から継続するSBIグループとリップルの協業成果の一つとして位置付けている。
※4号電子決済手段:日本の資金決済法に基づき分類される電子決済手段の一種。海外発行のステーブルコインなどを日本国内で取り扱う際の法的位置付けの一つである。
選択肢拡大で国内利用はさらに前進か
今回のRLUSD取扱開始により、日本国内で利用できる米ドル建てステーブルコインの選択肢はさらに広がることになる。
USDCに加えてRLUSDも利用できるようになったことで、利用者は用途やサービスに応じた選択がしやすくなる可能性がある。
また、RLUSDはコンプライアンスや透明性を重視した設計を特徴としており、金融機関との連携を進めてきたリップルのネットワークを背景に普及が進むかも注目される。
日本国内でも法令に沿った形で取り扱われることから、ステーブルコインに対する安心感の向上につながることが期待される。
一方で、現時点では対応ネットワークがイーサリアムに限定されているほか、国内で利用可能なサービスもSBI VCトレードのVCTRADEサービスに限られる。
普及には、決済や送金など実際の利用シーンの拡大や、対応事業者の増加が重要になると考えられる。
今後、規制に準拠したデジタルドルの利用環境が整備されることで、日本におけるデジタル資産市場の発展を後押しする動きへ発展する可能性がある。
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