暗号資産交換業者であるガイア公式サイトは、大阪・なんばの「トラベルハブなんば」内に暗号資産自動両替機「BTM」を設置し、サービスを開始したと発表した。
国内4台目となる今回の導入により、国内外の利用者が暗号資産を日本円に両替できる拠点が増えることになる。
大阪なんばに国内4台目のBTM導入
2026年5月26日、ガイアが新たにBTMの設置を発表したのは、大阪市浪速区難波中2丁目の「トラベルハブなんば」内である。
施設は関西国際空港から直結する南海本線なんば駅から徒歩4分に位置し、観光客や訪日外国人の利用を見込める立地となっている。
BTMは、暗号資産と日本円をその場で両替できる自動両替機だ。
現在はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、カルダノ(ADA)の購入・売却に対応している。営業時間は平日10時から17時までで、土日祝日は利用できない。
従来、暗号資産を日本円へ換金する場合、暗号資産取引所での売却や銀行送金などを経由する必要があった。一方BTMでは、店頭で直接日本円を受け取れる点が特徴である。
現在BTMは、今回のトラベルハブなんばに加え、ガイア大阪オフィス、ガイア東京オフィスにも設置されている。
東京タワー内のBTMについては一時利用停止中となっている。
同社は2025年6月、スマートフォンとICチップ搭載e-Passport(※)を用いた本人確認機能も導入していた。
これにより、一部利用条件はあるものの、事前登録なしで暗号資産を日本円へ両替できる仕組みを整備している。
※e-Passport:ICチップを内蔵した電子旅券。本人情報をデジタル管理でき、空港や金融サービスでの本人確認などに利用される。
訪日需要拡大でWeb3決済基盤に発展も
今回のBTM設置は、「暗号資産」を実際の移動・消費と結び付けるインフラ整備として注目できる。
特に大阪・なんばエリアは訪日観光客の流入が多いため、海外ユーザーが保有する暗号資産を即座に日本円へ換金できる点は利便性向上につながる可能性がある。
また、銀行口座開設や国内取引所登録を必要としない仕組みは、短期滞在者にとって利用障壁を下げる要素となりうる。
将来的には、暗号資産決済やWeb3ウォレット連携などを含む旅行者向けデジタル金融インフラへ発展するかもしれない。
一方で、暗号資産関連サービスには価格変動リスクが伴う。換金タイミングによって受取額が大きく変化する可能性があるため、利用者側には価格変動への理解が必要だろう。
さらに、日本国内では暗号資産交換業に対する規制が厳格化しているため、今後はマネーロンダリング対策や本人確認体制の強化が不可欠となるはずだ。
特に無人型サービスでは、不正利用防止やセキュリティ管理の透明性が、今後の普及を左右するための重要な要素になりそうだ。
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