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日産、AIDVで車の定義を刷新 AIと電動化で“知能化モビリティ”を提示

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PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年5月18日、日産自動車は国内開催の「人とくるまのテクノロジー展 2026」への出展概要を発表した。AIディファインドビークル(AIDV)を中核に据え、AIと電動化を融合した次世代車の方向性を示す構えだ。

AIDVと電動化技術を一体展示

展示は横浜(5月27日〜29日)と名古屋(6月17日〜19日)の2会場で開催され、オンライン会場もそれぞれ設けられる。いずれも事前登録制で、入場は無料となる。リアルとオンラインを組み合わせた構成により、幅広い来場者層への情報発信を狙う。

中核となるのはAIディファインドビークル(AIDV)(※1)である。会場では、AIドライブ技術を搭載した次世代ProPILOTの開発試作車や、乗員の意図をくみ取るAIパートナー技術が披露される見込みだ。これにより、運転支援の高度化と車内体験の進化の方向性が具体的に示される。

さらに、ソフトウェア定義車両(SDV)(※2)の基盤となる「Nissan Scalable Open Software Platform」も解説展示される。加えて、第3世代5-in-1 e-POWERやEV向け3-in-1パワートレイン、全固体電池の開発動向など、電動化技術も体系的に紹介される構成となっている。

※1 AIディファインドビークル(AIDV):AIを中心に車両機能や体験を定義・進化させるコンセプト。ソフトウェア更新により機能追加や性能向上が可能となる。
※2 SDV(ソフトウェア定義車両):車両機能をソフトウェアで制御・更新する設計思想。従来のハード中心から継続的進化型の車両へ転換する概念。

AI主導の車が生む価値と課題

AIDVの進展は、車両価値の重心をハードウェアからソフトウェアへと移行させる可能性がある。AIによる運転支援やパーソナライズ機能の高度化は、安全性や快適性の向上に寄与し、ユーザー体験の差別化を促す要因になると考えられる。また、継続的なアップデートによって機能を進化させるモデルは、サブスクリプション型収益の拡大につながる可能性がある。

一方で、ソフトウェア依存の高まりは新たなリスクも伴う。システム障害やサイバーセキュリティへの対応の重要性は今後さらに高まるとみられ、IT領域における信頼性確保がより一層求められることになる。加えて、電動化とAI開発の両立は、コスト負担の増大につながる可能性もある。

今後は、自動車メーカーとIT企業の競争と協業が進展していくとみられる。AIDVの完成度と電動化技術の実装力をいかに両立できるかは、次世代モビリティ市場における競争力を左右する重要な要素の一つになると考えられる。

日産自動車 ニュースリリース

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