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ノースウェスタン大学、損傷しても動く新構造のAI設計ロボットを開発

PlusWeb3 編集部
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米ノースウェスタン大学の研究チームが、AIを用いて設計したモジュール型ロボットを開発した。人型や犬型とは異なる独自形状と、損傷後も動作を継続できる点が特徴である。

AI設計で生物模倣に依存しないロボットを実現

2026年3月6日、ノースウェスタン大学が新たなモジュール型ロボットの研究内容を公表した。
同研究では、進化アルゴリズム(※)を用いてシミュレーション上で構造を生成し、評価と改良を繰り返すことでロボットの最適化が実施された。
その結果、人間の発想に依存しない設計が導かれ、従来の人型や四足歩行とは異なる独特な形状が生まれている。

ロボットは約50センチのモジュールで構成されており、それぞれにモーターやバッテリー、コンピューターを内蔵する。
単体でも移動可能だが、複数を連結することで走行や跳躍、転倒後の自己復帰といった複雑な動作が可能になる。
また、損傷後も動作を継続できるという。

屋外試験では3〜5脚構成で砂利や草地、泥などの不整地を走破し、環境適応力の高さが確認された。

※進化アルゴリズム:生物の進化を模倣し、評価と選択を繰り返すことで最適解を導くAI手法。複雑な設計問題に適用される。

柔軟性がもたらす利点とリスク

この技術の最大のメリットは、環境適応性と保守性の高さだろう。
モジュール単位での交換や再構成が可能と考えられるため、災害現場や宇宙探査など過酷な環境でも継続的な運用が期待できる。
設計段階においても、AIが膨大な試行錯誤を担うことで開発効率の向上につながる可能性がある。

一方で、AI主導の設計には課題も存在するはずだ。
生成された構造は人間にとって直感的に理解しづらく、設計意図や挙動の説明が困難になるリスクがある。
また、想定外の動作や安全性の検証不足が実運用上の障壁となる可能性も否定できない。

今後は、説明可能性や制御技術の確立が普及の鍵を握ると考えられる。
AIが設計する「最適だが理解しにくい形状」が産業標準として受け入れられるかは、技術的信頼性と制度整備の進展に依存すると言える。

ノースウェスタン大学 ニュースリリース

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