2026年4月1日、日本コロムビアグループは、映像クリエイターの青木俊樹氏がCCO兼「NCG ENTERTAINMENT™」プロデューサーに就任したと発表した。
生成AIを活用した映像制作で実績を持つ人材を迎え、AI時代を見据えた新たなクリエイティブ体制を打ち出した。
青木氏起用で新体制が始動
日本コロムビアグループは2026年4月1日付で、映像クリエイターの青木俊樹氏をChief Creative Officer兼、AI特化型レーベル「NCG ENTERTAINMENT™」のプロデューサーに起用した。
発表では、NCG全体のクリエイティブ統括と、人とAIが共創する新たなエンタテインメント表現の創出を担う役割が示されている。
「NCG ENTERTAINMENT™」は、AI技術を活用するクリエイターやアーティストを対象としたレーベルであり、作品発表、配信、プロモーション、カラオケ展開、フィジカルリリースまでを包括的に支援するとしている。
青木氏はこれまで特定の組織に属さず、フリーランスのクリエイターとして活動してきた。
生成AIを活用した映像制作を得意とし、日本コロムビア主催のAIクリエイティブコンテスト「COLOTEK」で最優秀賞を二度受賞したほか、「大阪AI文化万博 AI EXPO 2026 大賞」などの実績を持つ。
発表ページのプロフィールでは、ディレクション、編集、コンポジット、3DCGまで対応する制作経験も示されている。
同社は今後の取り組みとして、「COLOTEK」の拡大に加え、AIクリエイターと企業をつなぐ共創プロジェクト「COLOWORKS」を推進すると説明している。
AI時代の創作基盤強化へ前進
今回の人事は、AIを活用したクリエイティブを組織の中で重視する動きと捉えられる。
現場経験を持つ青木氏が経営に近い立場で意思決定に関与することで、企画と制作の連動性が高まり、より柔軟でスピード感のある表現開発が進む可能性がある。
また、「COLOTEK」と「COLOWORKS」、さらにレーベル機能を組み合わせた構造は、才能発掘から実務機会の提供、作品展開までを一体的に支える仕組みとして機能することが期待される。
AIクリエイターにとっては、継続的な活動機会と成長環境が整備される点で意義が大きいだろう。
さらに、人とAIの共創を前提とした制作体制は、従来の制作プロセスを拡張し、新たな表現領域を切り拓く契機にもなり得る。
今後、こうした体制のもとでどのような作品やプロジェクトが生まれるか、引き続き注目したい。
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