2026年3月12日、音楽アーティストのファンサイト運営を手掛けるFanplusは、ファンクラブ連携メタバースアプリ「FANPLANET」で、デビュー20周年を迎えたFUNKY MONKEY BΛBY’Sの専用空間を公開した。
同時にエンターテインメントマーケットプレイス「Fanpla Market」で、メタバース用アバターアイテムの販売も開始している。
ファンモン20周年でメタバース空間公開
Fanplusは、ファンクラブ連携型メタバースアプリ「FANPLANET」において、音楽グループFUNKY MONKEY BΛBY’Sの専用空間を公開した。
2000年代後半から多くのヒット曲を生んだ同グループは、2025年にメジャーデビュー20周年を迎えており、その記念企画としてデジタル空間でのファン交流を強化する狙いがある。
今回公開されたメタバース空間は、2013年の解散に伴い終了したオフィシャルファンクラブ「猿學」をモチーフにした学校風の建築となっている。
空間内ではメンバーのアバターと交流できるほか、映像コンテンツの視聴や楽曲を同時再生するリスニングパーティー機能などを利用でき、従来のブラウザ型ファンサイトより没入感の高いコミュニケーションが可能だ。
また同社は、Web3プロジェクトの一環としてエンターテインメントマーケットプレイス「Fanpla Market」を展開しており、今回の企画ではFUNKY MONKEY BΛBY’Sの世界観を反映したアバター用デジタルアイテムを販売する。
これらは暗号資産「FPLトークン」(※)を用いて取得でき、デジタルアセット9点とフリーミント4点が提供されている。
※FPLトークン:Fanplusが展開するWeb3サービス内で利用される暗号資産。メタバースアイテムの購入やサービス連携に利用されるデジタル決済トークン。
音楽ファンコミュニティの新たな収益モデル
今回の取り組みは、音楽ファンコミュニティとWeb3技術を組み合わせた新しいファンビジネスの実験とも位置付けられる。
従来のファンクラブは会費型モデルが中心だったが、メタバース空間やデジタルアセットを組み合わせることで、ファン体験と収益化を同時に拡張できる可能性がある。
Fanplaは、メタバースアプリ「FANPLANET」と暗号資産「FPLトークン」を活用した施策を展開しており、ファンコミュニティに新たな参加体験を提供するポテンシャルを持つ。
一方で、Web3を利用した取り組みには課題も存在する。メタバースや暗号資産を利用するサービスは、ユーザー側のITリテラシーやウォレット管理への理解が必要になるため、従来のファンクラブより参加ハードルが高くなることがリスクだ。
また、デジタル資産の価値が投機対象と見なされる場合、純粋なファン体験とのバランスをどう取るかも今後の焦点となる。
Fanplusの今回の取り組みは、ファンクラブ運営とWeb3サービスを統合するモデルとして、日本のエンターテインメント分野における新たなファンエコノミーの方向性を示す事例になる可能性がある。
関連記事:
カシオ×Sandboxの新メタバース体験 NFTと無料ゲームでG-SHOCKを再現

ドコモ、推しの鼓動や動きを触覚で共有 VTuberと新たな没入型ファン体験を検証
