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生成AIで“公平な卒業アルバム” 児童の登場回数を均等化、坂井市の小学校で実現

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福井県坂井市の大石小学校で、生成AIを活用した卒業アルバムが完成したと、福井放送(FBC)が2026年3月10日に報じた。AIの顔認証機能を用いて児童自身が写真を選ぶことで、個人写真の掲載回数を均等化したことが特徴だ。

AIで掲載回数を均等化 児童主体の卒業アルバム制作

坂井市の大石小学校の6年生は、一斉に走る様子や水泳教室など、卒業アルバムに掲載する写真を自分たちで選び、レイアウトまで話し合って制作した。

制作には、アルバム印刷会社が開発した顔認証AIが使用された。
児童たちは「嫌な気持ちにならない写真を使う」といったルールも自分たちで設定した。AIで個人写真の掲載回数を均等にしながら、写真の配置や大きさについて議論を重ね、アルバムを完成させたという。

児童からは「(AIで)いろんな人が嫌な思いをせずに済んだことがいい」「自分たちで選んだのがよかった」といった声が上がった。

AIが変える学校行事 公平性向上と教育活用の可能性

今回の取り組みは、AIを活用して学校行事の「公平性」を補助する新しい事例と言える。
卒業アルバムでは写真の掲載数が偏り、一部の児童が寂しい思いをするケースもあったと考えられる。AIによる客観的な集計を導入することで、掲載回数の偏りを抑えられる点は大きなメリットとなりそうだ。

また、児童自身がルールを決め、AIを使って判断材料を得た点も注目に値する。AIを単なる自動化ツールではなく、意思決定を支える補助装置として活用する経験は、今後のデジタル社会におけるリテラシー教育にもつながる可能性がある。

一方で、顔認証技術の利用には慎重な配慮も必要だろう。児童の画像データを扱う以上、プライバシー保護やデータ管理のルールを明確にしなければ、保護者や学校側に新たな不安を生む恐れがある。

今後、AIを教育現場の創作活動や学習支援に活用する動きはより広がるかもしれない。
ただし、技術導入が単なる効率化に終わるのか、子どもたちの主体性を高める教育へつながるのかは、学校の運用設計に左右されると考えられる。

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