SUSHI TOP MARKETING株式会社は、株式会社千葉銀行が実施した「SUPPORTER’S ちばぎんカップ2026」において、NFTを活用した応援証の発行や特設サイトの体験設計などの技術提供を行ったと発表した。
サッカーイベントにデジタル参加体験を組み込み、サポーターの応援熱量を可視化する取り組みとして実施された。
NFT応援証で“サポーター投票”を実装
2026年3月9日、SUSHI TOP MARKETING株式会社は、1月31日に三協フロンテア柏スタジアムで開催された「第30回ちばぎんカップ」に合わせ、デジタル施策を実施したと発表した。SUSHI TOP MARKETINGは特設サイトを中心に、NFT取得導線や可視化機能など一連のデジタル体験設計を技術面から支援したという。
対戦カードは「柏レイソルとジェフユナイテッド市原・千葉」で、サポーターは応援したいチームの「応援証(NFT)」を取得することで企画に参加できる仕組みとなっていた。
取得されたNFTの数はリアルタイムで集計され、その数がそのままサポーターの“1票”としてカウントされた。キックオフ予定時刻である2026年1月31日14時時点の取得数により勝者チームが決定し、勝利チームの応援証保有者には追加特典として「応援勝利者証(NFT)」が配布された。
さらに応援証(NFT)を取得した全員が、選手からのメッセージとサイン入り動画を視聴できる特典が提供された。前回は抽選形式だったが、今回は参加者全体へ拡大された。
また第30回記念企画として、新コンテンツ「My★推しスタメン」も導入された。
これは、サポーターが理想のフォーメーションを作成し、完成したスタメン画像をスマートフォンに保存したりX(旧Twitter)で共有したりできる機能であった。
スポーツ×NFTの利点と課題、今後の展望
今回の施策は、NFTをファン参加型のスポーツマーケティングとして活用した点が特徴的である。
応援証の取得を投票として扱えば、サポーターの応援行動をデータ化し、イベントの盛り上がりをリアルタイムで可視化できそうだ。
クラブやスポンサーにとっては、ファンの関与度を測定する新しい指標として活用できる可能性がある。
さらに、NFT保有を起点に特典動画やデジタルコンテンツを提供することで、試合当日だけでなく継続的なファン接点を生み出すことも可能になるだろう。
こうした取り組みはトークングラフマーケティング(※)と呼ばれ、Web3領域におけるコミュニティ形成の手法として注目できる。
一方で、NFT施策には課題も残るだろう。
ブロックチェーンやウォレットといった技術に対する理解が一般層にはまだ十分とは言えないため、参加ハードルが高くなる可能性がある。
スポーツファンの裾野の広さを見据え、誰でも迷わず参加できるUI設計が重要になると考えられる。
今後はNFTを使ったファン証明や限定特典、デジタル会員証などへの応用が進む可能性がある。
スポーツクラブ・企業・地域がデジタル接点を通じて長期的な関係を築くモデルとして、同様の取り組みが他のイベントへ広がるか、注目したい。
※トークングラフマーケティング:NFTなどのデジタルトークンを活用し、ユーザーの保有履歴や参加履歴を基にコミュニティ関係を可視化・分析するマーケティング手法。ファンとの継続的な関係構築を目的として活用される。
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