2026年2月27日、東証グロース上場のイオレはビットコインの追加取得を発表した。累計保有数は約168.5BTCとなり、同社は今後も積極的な暗号資産運用を進める方針である。
イオレ、約5BTCを取得し総保有168BTCに
イオレは2026年2月6日から2月27日にかけて約5.0636BTCを取得した。購入総額は4,994万9,421円で、平均取得単価は約986万4,409円となる。
これにより累計保有枚数は約168.504214BTCへと増加し、累計平均取得単価は約1,472万4,092円となった。
今回の取得は、同社が推進する「Neo Crypto Bank構想」における初期トレジャリー運用の一環で行われたもので、新株予約権の行使に伴う資金を活用した形となる。
同構想は、DeFi(※)など分散型金融サービスへのアクセスを容易にする次世代金融プラットフォーム構築を目指す取り組みである。
同社は2025年8月に公表した中期経営計画において、暗号資産金融事業を中核に据え、トレジャリー事業とレンディング事業で戦略的資金調達を推進すると明示していた。
保有資産の運用により、価格上昇による価値向上だけでなく運用収益の獲得も目指すとしている。
また、同社は2026年3月期中に120億円から160億円規模のビットコイン追加取得を計画しており、価格動向や新株予約権の行使状況を見極めつつ段階的に取得を進める方針である。
※DeFi(分散型金融):中央管理者なしで運営される分散型金融の仕組み。ブロックチェーン上で貸借や取引が自律的に行われる。
追加取得の影響とリスク、今後の運用戦略
イオレの追加取得は、暗号資産トレジャリー運用の信頼性向上に寄与すると考えられる。
大口保有により市場での影響力が増すため、取引先や投資家に対する信用力の向上が期待できる。
メリットとしては、暗号資産レンディング事業との相乗効果も挙げられる。
保有ビットコインを活用して貸出収益を得ることで、資産運用の効率向上につながる可能性がある。将来的な価格上昇による資産価値増加の恩恵も享受できるだろう。
一方で、ビットコイン特有の高いボラティリティは無視できない。短期的な価格変動が業績や財務指標に直接影響するため、適切なリスク管理体制の整備が求められる。
資金を特定資産に集中させることは、流動性面の制約を生む恐れもある。
さらに、金融庁の規制動向や国際的な税制改正の内容次第では、運用スキームの再設計を迫られる場面も出てくるだろう。
こうした環境変化に対応できるかどうかが、今後の運用成功の鍵になると考えられる。
株式会社イオレ 「Neo Crypto Bank構想」におけるビットコイン(BTC)追加取得のお知らせ
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