キリフダ株式会社は、新日本プロレスが2026年1月4日に東京ドームで開催した『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム』において、来場者向け記念NFTの技術提供を実施したと発表した。
LINEミニアプリを活用し、来場者限定のデジタル記念品を配布する新たなイベント体験となる。
東京ドーム大会で来場者NFTを配布
2026年3月2日、キリフダ株式会社は、新日本プロレスリング株式会社が主催する大型イベント『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム』において、来場者特典NFTの配布システムを提供したことを発表した。
2026年1月4日に開催された大会は棚橋弘至選手の引退試合としても注目を集め、多数の来場者を記録した。
NFTは、会場内に掲示されたポスターのQRコードを読み取り、LINE上で受け取る仕組みで提供された。
さらにGPS機能を利用し、東京ドームシティ内でのみ取得できる設計とすることで、来場者限定のデジタル記念品としての価値を確保している。
配布NFTは来場者記念NFTが2種類、さらに後日追加配布されたコンプリート記念NFTが2種類という構成で、イベント体験を拡張するデジタル施策として展開された。
NFTの受取状況はLINE公式アカウントの「マイページ」から確認できる仕組みをとった。
大会当日の来場者数4万6913人のうち、LINE公式アカウントの友だち追加数は1751件、NFT受取者は1470人となり、配布されたNFTは計2940枚となった。
今回の仕組みは、LINE上でNFT体験を完結させるWeb3ツール「キリフダ」を基盤としている。
ウォレットや暗号資産の知識を必要としない設計により、一般ユーザーでも直感的にNFTを受け取れる環境が整えられた。
イベントNFT普及の可能性と課題
今回の取り組みは、NFTの一般利用を拡大する事例として注目できる。
従来のNFTは暗号資産ウォレットやブロックチェーンの知識が必要とされ、一般ユーザーにとって導入ハードルが高かった。
しかし、LINEのような既存プラットフォームと連携することで、その障壁を大幅に下げる可能性がある。
一方で、普及に向けては課題も残る。NFTは依然として投機的資産としてのイメージが強く、一般ユーザーの理解が十分とは言い難い。
また、プラットフォーム依存型のNFT配布はサービス終了時の資産管理や互換性の問題を抱える可能性がある。
それでも、日常的に利用されるアプリ上でWeb3機能を提供するサービスが広がれば、NFTはコレクションやコミュニティ参加の証明としてより身近な存在になる可能性がある。
今回のプロレスイベントでの実証は、その実用化の一端を示した事例と言えるだろう。
関連記事:
自治体のWeb3導入が次の局面へ キリフダ×SHIFTが地方創生カンファレンスを開催

キリフダ、NFT活用の電子マネーギフト実証を支援 ファン体験の新たな形を検証

