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TRPGファンの創作体験が進化 文章生成AIで“無限分岐”する文字RPG『サーガ&シーカー』Steam正式リリース

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年2月27日、国内ゲーム開発スタジオのダグドリア スタジオは、文章生成AIを活用したデジタルごっこ遊びゲーム『サーガ&シーカー』をSteamで正式リリースした。事前βテストには約800人が参加し、累計2万2000時間以上プレイされるなど注目を集めていた。

“書き込み”で物語が動く文字RPG

本文:
『サーガ&シーカー』(略称:サガシカ)は、TRPG(※)やなりきりチャット文化をデジタルゲームへと昇華した“文字だけRPG”である。物語を左右するのは選択肢ではなく、プレイヤー自身が入力する自由なテキストだ。チャットのように「やりたいこと」を書き込むことで、文章生成AIが状況描写や結果を即座に生成し、物語が展開していく仕組みとなっている。

キャラクター作成も完全自由入力制を採用する。性格や口調、背景設定まで細かく記述でき、その内容がゲームプレイに反映される点が特徴だ。複数キャラクターを編成し、自作キャラ同士の会話を楽しむことも可能である。さらに、クエスト終了時には全文ログがhtml形式で保存され、体験の共有や振り返りも容易になっている。

価格は税込1500円。購入時にはゲーム内通貨「インク」3200ポイント分が付与され、追加利用には課金が必要となる。3月12日までSteamで発売記念セールも実施中だ。

※TRPG:テーブルトークRPG。参加者同士の会話やサイコロ判定を通じて物語を進行させる対話型ロールプレイングゲーム。

創作の民主化とAI制御の課題

本作は創作体験を大きく拡張する可能性を持つ。あらかじめ用意された分岐を選ぶのではなく、入力次第で展開が変わるため、物語は理論上ほぼ無数に生成され得る設計だ。キャラクター共有機能は、将来的にユーザー参加型の物語プラットフォームへ発展する余地も示唆する。

一方で、生成AI特有の出力の揺らぎは課題にもなり得る。予測不能性を魅力と捉える層には刺さる可能性があるが、完成度を重視するユーザーには評価が分かれることも想定される。

生成AIを中核に据えたゲーム設計が今後広がるかどうかは、市場の反応次第だ。本作はその方向性を占う一つの試金石になると見られる。

ゲームリリース

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