日本の東証プライム上場のKLabは、ビットコインとゴールドを計2億円分追加購入したと発表した。
BTC11.67枚と純金上場信託3,384口を取得し、2025年12月公表の財務戦略に沿って積み増した形だ。
2億円でBTCと金を追加取得
2026年2月16日、KLabは、ビットコイン(BTC)とゴールドの追加購入を発表した。
今回の購入額は2億円で、BTCは11.67BTC、ゴールドは現物国内保管型の純金上場信託(※)3,384口を購入した。
購入金額の内訳は、BTCが1億2,051万3,983円、ゴールドが8,169万8,423円となる。
これにより同社の保有量はBTC34.12828BTC、ゴールド1万5,019口へ増加した。
BTCの購入単価は1,271万6,078円で、推定購入金額は4億3,397万7,870.486円とされる。
ゴールドは購入単価2万3,865円で、推定購入金額は3億5,842万8,435円になる。
今回のBTC購入は、KLabが2025年12月5日に発表した「デュアル・ゴールド・トレジャリー戦略」に基づき実施されたものだ。
同戦略は、発行上限があるデジタルゴールドとしてのBTCと、価値保存手段としての金を組み合わせる戦略である。
KLabは価格のボラタリティを考慮し、少量を時間分散で購入する計画を示しており、購入割合はBTCと金で6対4としている。
二つの資産特性を組み合わせることで、インフレ耐性を高めつつリスクを抑制した資産成長を目指すとしている。
※純金上場信託:金を裏付け資産とし、口数単位で保有する投資商品。現物保管型は金を国内で保管する設計を指す。
成長と安定の両立、効果と注意点
BTCを成長エンジン、金を安定のアンカーとして位置づける点は、異なる値動きの資産を組み合わせる狙いが明確と言える。
KLabが比率を6対4とし、時間を分散して積み増すとしたことで、取得タイミングの偏りを抑える設計にもなるだろう。
一方で、BTCは価格変動が大きい資産であり、保有残高の増加は評価変動の影響を受けやすくなると考えられる。
金を併用しても、金価格の変動がゼロになるわけではないため、資産全体の値動きが想定以上に広がる場面はあり得る。
安定資産の比率を持たせる意義はあるものの、短期の損益変動リスクが消えるわけではない。
したがって、同戦略の焦点は、段階購入と比率運用をどの程度守り、資産の増減を管理できるかになるだろう。
特に、購入を継続するほど平均取得単価や保有構成の変化が積み上がるため、開示の粒度と運用の一貫性が投資家の判断材料になり得る。
KLabが今後も同方針に沿って積み増しを継続するかどうかが、財務運用の姿勢を測る材料になる可能性がある。
KLab株式会社 ビットコイン及びゴールドの追加購入に関するお知らせ
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