2026年2月9日、日本の芸能プロジェクト「ハロー!プロジェクト」は、所属アーティストの全楽曲をサブスクリプション型音楽配信サービスで全面解禁すると発表した。
2026年2月13日から配信が開始される予定だ。
3219曲をサブスクで一斉配信
ハロー!プロジェクトは、2024年から段階的に進めてきたサブスクリプション解禁施策を完了させる。
今回新たに解禁されるのは、現在活動中の各グループによる1,378曲で、すでに配信中の1,841曲と合わせ、総数は3,219曲に達した。
対象には、モーニング娘。をはじめ、スマイレージ、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、BEYOOOOONDS、OCHA NORMA、ロージークロニクル、ハロプロ研修生などである。
各グループの公式リンクが公開されており、主要な定額制音楽ストリーミングサービス(※1)で順次配信される見通しである。
配信開始日は2026年2月13日とされているが、サービスごとに反映時間が多少異なる可能性があるという。
※1 定額制音楽ストリーミングサービス:月額定額料金で楽曲を無制限に再生できる配信形態。
IP拡張の追い風か 収益構造転換の課題も
今回の解禁によって、長年フィジカル中心で展開されてきたハロプロ楽曲が、世代や国境を越えてアクセス可能になることへの意義は大きいと言える。
サブスク解禁により、音楽IP(※2)の接触機会が飛躍的に増えることで、過去曲が再発見されやすくなり、SNS上での共有や二次的な話題化が進む可能性もありそうだ。
海外リスナーへのリーチ拡大にも期待できる。
一方で、CD販売や限定特典に依存してきた従来モデルとの摩擦は避けられないだろう。
再生単価が低いサブスク環境では、楽曲単体での収益性は下がる可能性があるため、ライブやグッズへの送客設計が重要となるだろう。
将来的には、膨大なアーカイブを活用したデータ分析やプロモーション最適化が進むと考えられる。
今回の解禁は、国内音楽業界における老舗IP活用戦略の転換点として、他事務所にも影響を与えるかもしれない。
※2 音楽IP:楽曲やアーティスト名など、知的財産として管理・活用される音楽資産。
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