CryptoHunterがブラウザーβ版公開 ボードゲームIPがWeb3ゲームへ拡張

2026年1月28日、株式会社クリエイサイエンは、NFT応用のアナログボードゲーム「CryptoHunter」のブラウザー版βを公開した。
日本初となる「ボードゲーム起点のブロックチェーンゲーム」として運営を開始し、アナログとWeb3を横断する新たなゲーム展開を打ち出す。
CryptoHunter、アナログ発IPでβ版ブロックチェーンゲーム始動
CryptoHunterは、NFTを活用したアナログボードゲームとして2023年に登場し、これまでゲームマーケットへの複数回出展や累計400部超の販売実績を積み重ねてきたタイトルである。
今回公開されたブラウザーβ版は、同ボードゲームのルールと世界観をベースに開発されたデジタル版で、2026年1月13日からの内部先行公開を経て、1月28日より一般提供が開始された。
ゲーム性はカードゲームとタクティクスを融合した構造を踏襲しつつ、デジタルならではのアウトゲーム要素を拡張している点が特徴だ。
戦闘ユニットやカードは消耗型アイテムとして設計され、ゲーム内での獲得や生成、本体NFTとの連動によって循環する。
β版ではPVE形式のボス攻略を中心に提供され、PVP対戦は今後の実装を予定している。
また、CryptoHunterは、ゲーム内経済と現実世界を結び付けるRWA(※)構想を今後の目標として掲げている。
将来的には、ゲーム内で獲得した通貨をアナログボードゲームやカードパックと交換できる仕組みを検討しており、物理プロダクトの価値をエコシステムに組み込む方針だ。
※RWA:リアルワールドアセット。現実世界の資産価値をブロックチェーン上で扱う概念。
RWA構想で広がる可能性 物理資産とWeb3融合の挑戦
CryptoHunterの特徴は、ボードゲームやカードゲームと言うアナログの遊びを、デジタル資産であるNFTと接続している点にある。
これは、従来のWeb3ゲームが依存してきた独自トークン中心の経済モデルとは一線を画す試みと言える。
独自の経済圏を構築できれば、デジタルの遊びやすさと現実世界でのコレクション要素が組み合わさり、価値創出につなげられる可能性がある。
一方で、物理資産を裏付けとする運営には在庫管理やコスト構造の複雑化といった課題も伴う。デジタルとリアル双方の価値を安定的に維持できるかは、運営体制と需要設計に左右されるだろう。
それでも、アナログとデジタルを往還する体験は、既存のボードゲームファンやWeb3層の双方を取り込む可能性を秘めている。
CryptoHunterの取り組みは、日本発IPがWeb3領域で持続的な価値循環を構築できるかを測る試金石となりそうだ。
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