医療DXにおけるAI活用を支援 「ホリエモンAI学校 病院・クリニック校」開校

2026年1月23日、ホリエモンAI学校株式会社は、病院・クリニック業界に特化した「ホリエモンAI学校 病院・クリニック校」を新たに開校したと発表した。
病院・クリニック特化のAI教育拠点が始動
ホリエモンAI学校株式会社は2026年1月23日、ブリステック株式会社と戦略的パートナーシップを締結し、「ホリエモンAI学校 病院・クリニック校」を開校した。
病院やクリニック向けに生成AI導入支援、業務自動化設計、人材育成を一体で提供するフランチャイズ型の教育拠点である。
医療業界では慢性的な医師・看護師不足に加え、採用難による人件費高騰が経営を圧迫している。一方で、生成AIの活用は他業界と比べ進んでおらず、現場で使いこなせる人材の不足が課題とされてきた。
同校では、口コミ返信の自動化やチャットボット構築、問診補助といった、集患と業務効率化に直結するAI活用策を具体的に提示し、導入から運用までを伴走型で支援する。
さらに、属人化しやすい業務をAIで標準化し、マニュアル作成や教育の自動化を通じて、組織全体のスキル均質化を目指す点が特徴だ。
開校にあわせ、2026年1月28日には人件費削減と集患をテーマとした無料オンラインウェビナーも開催される予定である。
現場主導AIの利点とリスク、医療DXの行方
病院・クリニック校の取り組みは、外部ベンダーへの依存を前提とせず、スタッフ自身がAIを活用できる体制構築を重視している点に特徴がある。
業務改善を内製化できれば、コスト構造の見直しやサービス品質の底上げにつながる可能性がある。
人材育成と業務改革を並行して進めるアプローチは、医療機関の経営を中長期で支える手段の一つになり得る。
一方で、医療現場におけるAI活用には慎重な運用が求められる。
個人情報の取り扱いや判断業務へのAI依存が過度に進めば、新たなリスクを生む懸念もある。
教育内容やガバナンス設計が十分でなければ、現場での混乱や形骸化を招く可能性も否定できない。
今後は、同校がどの程度まで実践的な成功事例を積み上げられるかが、医療DX(※)の実効性を測る一つの指標になると考えられる。
AI活用を一過性の施策に終わらせず、現場に定着させる仕組みを構築できるかどうかが、病院・クリニック業界におけるAI導入の方向性を占う試金石になりそうだ。
※医療DX:医療DXはデジタル技術を活用し、医療現場の業務効率化や経営改善、サービス品質向上を図る取り組みを指す。
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