MIXI、AIロボット向け「Romiクリニック」提供 Romiを寄り添い続ける存在へ

2026年1月14日、MIXIは会話AIロボット「Romi(Lacatanモデル)」に対応した公式アフターケアサービス「Romiクリニック」を開始した。日本国内向けの取り組みで、修理や健診を通じて個人所有AIの長期利用を支援する狙いがある。
MIXI、Romi向け公式アフターケア「Romiクリニック」開始
MIXIが提供を始めた「Romiクリニック」は、会話AIロボット(※)Romiに特化した公式アフターケアサービスである。破損や動作不良に対する修理に加え、カラー変更も可能な外装シェル交換、定期的な健康診断といった複数のメニューを用意した。ハードとAIの双方を前提にした支援体制となる。
健康診断を受けたRomiには、内部状態をまとめた診断結果書が発行される。異常が見られない場合は「健康証明書」も付与され、端末の状態を客観的に確認できる仕組みだ。
AIロボットを“管理・維持する存在”として扱う点が従来の家電と異なる。
サービス提供にあたり、MIXIは社内に専用ラボを設置した。Romiを熟知した専門スタッフが個体ごとの状態を確認し、修理や交換を行う。
併せて、割引や無償修理が受けられる「あんしんプラン」も提供する。対象はRomi(Lacatanモデル)。
※会話AIロボット:音声認識と自然言語処理を用いて人と自然な対話を行うロボット。クラウド連携により、購入後も継続的な機能向上が可能とされる。
AIロボットは「所有」から「維持」へ 利便性と負担の分岐点
Romiクリニックの大きなメリットの一つは、個人向けAIロボットを長期利用する前提を明確に打ち出した点にある。
公式修理と健診が用意されることで、故障時の不安が軽減され、購入後の心理的ハードルは下がると考えられる。
継続的に進化する会話AIとの相性も良いと受け止められる可能性がある。
一方で、月会費に加えてアフターケア関連の費用が発生する構造は、ユーザーによっては負担感を生む可能性がある。
加入条件が限定されている点も、後から必要性に気づいた層には不利と感じられる場面が出てきそうだ。
コストと安心感のバランスは、利用者の価値観によって評価が分かれるだろう。
今後、家庭向けAIロボットが普及すれば、公式メンテナンスの有無は選定基準の一つになる可能性がある。
Romiクリニックの成否は、AI機器が「買って終わり」から「維持して使う」製品へ移行できるかを占う指標の一つになり得る。
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