DATAZORAの「KIJI」に新機能 AIで『今動く企業』を可視化し営業支援

2026年1月13日、DATAZORA株式会社は、企業インテリジェンスツール「KIJI」に新機能「カスタム企業アクティビティタグ」を追加した。日本国内向けの発表で、営業・マーケティング・経営企画部門が「今、課題を抱え動いている企業」を即座に把握できる点が特徴だ。
KIJI、新機能で「今アプローチすべき企業」を可視化
DATAZORAは、AI対応型セールス&企業インテリジェンスツール「KIJI」において、企業の最新動向をもとに最適な営業・マーケティングリストを自動生成する「カスタム企業アクティビティタグ」の提供を開始した。
本機能は、ニュース、求人情報、企業サイト、政府資料など数百万社規模の非構造化データをAIが常時解析し、企業の具体的な行動変化を検知・タグ化する。
従来のターゲティングが業種や売上といった静的データに依存していたのに対し、KIJIは「新規事業立ち上げ」「海外展開」「DX投資開始」など、企業が実際に動いたタイミングを軸に抽出できる点が異なる。
さらに、タグには判断根拠となった元記事の要約やリンクが付与され、「なぜ今この企業なのか」を明確に示す構造となっている。
また、ユーザー独自の条件を設定したカスタムシグナルにも対応し、商材や営業戦略に応じた検知が可能だ。
APIおよびMCP(※)経由でのデータ提供も行われ、CRMやAIエージェントと連携した自動リスト生成までを視野に入れた設計となっている。
※MCP(Model Context Protocol):外部データを安全かつ構造的にAIモデルへ提供するための仕組み。AIエージェントが最新で信頼性の高い企業文脈を利用できるようにする。
営業効率は飛躍するか AI判断依存と今後の展開
本機能の大きなメリットの一つは、営業判断の前提を「勘や経験」中心の属人的なものから、「根拠ある事実」を参照する形へと移行しやすくなる点にある。
特に、AIエージェントと組み合わせることで、営業プロセスの一部自動化や再現性向上につながる可能性がある。
一方で、AIが検知したシグナルを過度に信頼することには注意も必要だ。
公開情報を基にした分析である以上、企業内部の優先度や意思決定の温度感までは十分に把握できないケースも想定される。そのため、最終的なアプローチ判断には、人による仮説検証や補足確認が求められる場面もあるだろう。
それでも、「今動く企業」をタイムリーに可視化するデータ基盤は、日本の営業DXを後押しする要素になり得る。
DATAZORAが掲げるAI-Readyな企業データ提供が進展すれば、営業や経営企画における意思決定は、より戦略的かつデータドリブンなものへと近づいていくと考えられる。
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