GMOインターネットグループ、超高速CMS「KUSANAGI」のプライム・ストラテジーを傘下に AI×Web基盤を強化

2026年1月5日、GMOインターネットグループは、超高速CMS実行環境「KUSANAGI」を手がけるプライム・ストラテジーをグループ傘下に迎えたと発表した。
国内WebインフラとAI自動化を統合し、企業のデジタル基盤強化を狙う。
GMO、プライム・ストラテジーを傘下化しWeb基盤を再編
GMOインターネットグループは2025年12月26日付で、プライム・ストラテジーの発行済株式の62.35%を取得し、同社を連結子会社化した。
公開買い付けは同年11月下旬から12月下旬にかけて実施され、プライム・ストラテジーはGMOグループ12社目の上場企業となる。
今後は商号を「GMOプライム・ストラテジー株式会社」へ変更する予定だ。
プライム・ストラテジーは、世界最高速クラスとされるCMS(※1)実行環境「KUSANAGI」を中核に、Webサイトの高速化やセキュリティ最適化を支援してきた。
一方、GMOインターネットグループはドメイン登録やクラウド・レンタルサーバーで国内最大級の顧客基盤を持つ。
両社の統合により、「顧客企業のデジタル基盤の強化とAIを活用した業務効率化を同時に実現し、日本企業のDX推進に貢献」するとしている。
加えて、プライム・ストラテジーが蓄積してきたAIを活用した自動化技術もグループ内で共有される。
Webサイト運用から業務プロセスまでを含む一体的な効率化が進む点が、今回の傘下化の大きな特徴と言える。
※CMS:コンテンツ管理システム。Webサイトの構築や更新を効率化するための仕組みで、WordPressなどが代表例。
高速CMSとAIの融合がDXを加速、競争力強化に期待
今回の統合の最大のメリットは、GMOが持つ巨大なインフラ顧客基盤に「KUSANAGI」を展開できる点にありそうだ。
Web表示速度や安定性はユーザー体験や検索評価に直結するため、企業サイトの競争力向上につながる可能性が高い。
さらに、AIによる運用自動化が進めば、保守・管理コストの削減も見込まれる。
一方で、グループ内での技術統合が想定通り進むかは課題となるだろう。
多様なサービスを抱えるGMOグループにおいて、AIや高速化技術を標準化するには、運用設計や人材育成への投資が不可欠だ。短期的にはコスト増となる局面も想定される。
中長期的には、エンタープライズ向けの包括的なWeb・AIソリューションを提供できる点が強みになることが期待される。
高速CMS、セキュリティ、AI自動化を一体で提供できる事業者は国内でも限られており、日本企業のDX需要を取り込む余地は大きい。
今回の傘下化は、GMOインターネットグループがAI時代のWeb基盤企業へと進化するための重要な布石と考えられる。
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