メインコンテンツへスキップ
最新ニュース 3分で読める

LGが示す次世代車内UX 透明OLEDとビジョンAIで車はどう進化するか

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2025年12月17日、韓国LGエレクトロニクスは米ラスベガスで開催されるCES 2026において、AIを活用した次世代車載ソリューションを展示すると発表した。透明OLEDやビジョンAIを用い、車内体験そのものを再定義する内容である。

LG、CES 2026で3つのAI車載ソリューションを公開

LGエレクトロニクスは、1月6日から9日まで開催されるCES 2026で、AIを中核に据えた3つの車載ソリューションを披露する。展示を担うビークルソリューションカンパニーは、車内エンターテインメント分野でCES最優秀イノベーション賞を受賞しており、その技術力を前面に押し出す。

会場では、運転席・助手席・後部座席を人間中心の空間へ変える三つの体験ゾーンを設置する。ディスプレイ、車内センシング、オンデバイスAI(※)を統合した「AI定義車両アーキテクチャ」を採用している点が特徴だ。

「モビリティディスプレイソリューション」では、透明OLEDをフロントガラスに搭載し、信号待ち時間など必要な情報のみを選択的に表示する。自動運転時には周囲環境を解析し、桜並木や森といった仮想風景を重ね合わせる演出も行う。

「オートモーティブビジョンソリューション」は、視線やジェスチャーを認識し、関心に応じた情報や広告を提示する仕組みだ。「車内エンターテインメントソリューション」では、景色と過去の写真を結び付けた共有体験や、手話をテキストに変換する支援機能も紹介される。

※オンデバイスAI:クラウドを介さず、端末や車載機器内でAI処理を行う技術。低遅延かつ通信環境に左右されにくく、車載用途で注目されている。

車内UX進化の利点と懸念 AI化はどこへ向かうか

LGの提案は、移動時間をより価値のある体験へと変える可能性を示している点に意義がある。
透明OLEDやビジョンAIの活用により、情報取得や娯楽、コミュニケーションが車内でシームレスにつながる設計が構想されており、自動運転時の体験価値を高める方向性が示唆されている。
車内UXを軸とした差別化は、完成車メーカーにとって新たな競争要素となる可能性がある。

一方で、視線や行動データを継続的に取得する仕組みは、プライバシーやデータ管理の観点で慎重な議論を要する。
データの所有主体や利用範囲の設計によっては、利用者の不安感につながる恐れも否定できない。
また、没入型表現が運転時の注意配分にどのような影響を及ぼすかについては、今後の検証が不可欠だ。

今後、自動運転技術の進展とともに、車内AIの役割が拡大していく可能性は高い。
LGの展示は、車が「走るデバイス」から「体験を提供する空間」へ進化する一つの方向性を示した事例と位置付けられ、その実用化と社会受容のバランスが成否を左右すると考えられる。

ニュースリリース

関連記事:

「ダッシュボードの中に!」…LGイノテック、CES2026にて「次世代のUDC」を公開

https://plus-web3.com/prnewswire-46515/plus-web3.com

LGイノテック、AIDV時代を迎え「未来自動車革新ソリューション」をCES2026にて一挙公開

https://plus-web3.com/prnewswire-45829/plus-web3.com
Share this article コピーしました
WRITTEN BY

PlusWeb3 編集部

Web3・AI専門メディア

PlusWeb3 編集部は、ブロックチェーン・Web3・AIの最新動向をわかりやすくお届けする専門メディアチームです。業界経験豊富な編集者とリサーチャーが、信頼性の高い情報を厳選してお届けします。

記事を寄稿しませんか?

Web3・AI領域の専門家からの寄稿を募集中。掲載は編集部名義、内容は事前審査のうえ掲載可否をご連絡します。

この記事が役に立ったら、ニュースレターも登録しませんか?

Web3・AI業界の厳選ニュースを定期配信。いつでも解除可能。

スパムは送りません。プライバシーポリシーに基づいて管理します。

コピーしました

Web3・AI・DeepTech領域でのキャリアをお考えですか?

業界専門のコンサルタントが、あなたに最適なキャリアパスをご提案します。