野田クリスタル×Geminiの「ペットカード生成」が進化 130万アクセス企画が再始動

2025年12月25日、マヂカルラブリーの野田クリスタルさんがGoogleの生成AI「Gemini」を活用して開発した「ペットカードジェネレーター」が、機能強化を施した上で再公開された。
12月16日の初回公開時には国内で1日130万アクセスを記録し話題化しており、FANYマガジンがその進化版を報じている。
130万アクセスの話題作、機能拡張で再公開
「ペットカードジェネレーター」は、ユーザーがペットの写真と特徴を入力すると、生成AIが属性や必殺技、ステータスを自動生成し、トレーディングカード風の画像を作成するサービスである。
野田クリスタルさんがGoogleの生成AI「Gemini」を用いて開発した企画として注目を集めた。
12月16日の公開初日にはSNSを中心に拡散し、アクセス数は130万、生成されたカードは40万枚以上に達した。
想定を超える利用により一時的にサイトが停止する事態となったが、その反響の大きさが今回の再公開につながった。
アップデート後は、3枚パック生成機能や演出強化、印刷用データの作成機能などが追加されている。
さらに、カード画像を微調整できる編集モードや、AIがペットを繰り返し称賛する演出も盛り込まれ、単なる画像生成にとどまらない体験性が高められた。
エンタメ×生成AIが示す可能性と課題
本企画の注目点は、生成AIを専門知識のないユーザーでも直感的に楽しめる形へ落とし込んだ点にある。
ペットという身近な題材とカードゲーム的演出を組み合わせることで、生成AIの体験価値をエンターテインメントとして提示したと言える。
一方で、爆発的なアクセスが示す通り、インフラ負荷や運営体制の課題も浮き彫りになった。
今後、同様のAI活用企画が増えれば、スケーラビリティや安定運用が重要な論点になる可能性がある。
それでも、著名な芸能人と生成AIを掛け合わせた実験的プロジェクトが一般層へ波及した意義は大きい。
企業や開発者にとっては、生成AIを「業務効率化」だけでなく「参加型体験」として設計するヒントを提供する事例となりそうだ。
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