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「岸辺露伴は動かない」劇伴にAI使用 制作元が1.6万字で正当性と創作意図を説明

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2025年6月14日、映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」の劇伴を担当した新音楽制作工房が、AIを使用した音楽制作に関する1万6000字超の声明を公開した。
賛否を呼ぶ中、創作意図や法的正当性を説明する内容となっている。

目次

新音楽制作工房、劇伴でのAI使用理由を長文声明で公開

作曲家・菊地成孔氏が主宰する音楽集団「新音楽制作工房」は、映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」の劇伴制作で生成AIを活用したことに関し、6月14日、公式サイトで1万6000字を超える声明を発表した。

声明では、AI技術の活用は「違法性は全くない」と明言し、著作権上の問題がないことを確認済みであると強調。
音楽生成AIサービス「Suno」や「Udio」の事例を引き合いに出し、訴訟されている=違法という短絡的理解には苦言を呈した。

新音楽制作工房は、音楽表現を追求する上で、AIを含むすべての音楽技術を等価に扱うこと、用途に応じてAIやオーケストラなどを組み合わせるというスタンスを明確にした。
また、AIは違法でも安易でもなく、倫理的にも問題ない範囲で使用すること、AIの価値はその審美性で判断されるべきで、技術の使用自体を排除すべきではないとする立場を明確にした。

さらに、AIの使用は制作工程の効率化ではなく、AIでしか表現できない領域を開拓するためであると説明。
「イージーツール」ではなく、探求と実験の結果であることを強調した。
声明では他にも、過去にMIDI(※)が批判された「MIDI狩り」など、技術導入を巡る歴史的経緯にも触れている。

※MIDI(Musical Instrument Digital Interface):電子楽器や音楽制作ソフト間で演奏データをやり取りするための規格。1980年代に登場し、現在も音楽制作の標準的な手法の一つとして使用されている。

AI音楽をめぐる議論の深化

今回の声明は、AI音楽の是非をめぐる議論の焦点を「技術の使用自体」から「使い方とその価値」へと転換させる試みと捉えられる。
AIを道具として活用する限り、表現の質が担保されていれば問題はないという立場は、今後の創作現場に一定の影響を与えるだろう。

AI導入により従来にない音楽表現や制作手法が可能になり、少人数で高度な制作体制を実現できることはAI導入のメリットと言える。
とりわけ映画音楽などの限定的な文脈では、新たな実験的手法が受け入れられやすい土壌もある。

一方で、AI音楽の拡大がもたらす雇用縮小や、人間の手による音楽の価値毀損を懸念する声は根強い。
SNS上でも、クリエイティビティを評価する声もあったが、「AIを使ってるなら見に行くのをやめる」とする反応もあり、受け手側の意識次第で作品の意味づけが大きく変わる現実も露呈した。

将来的には、AIによる創作がより一般化し、音楽業界全体の評価基準や著作権制度にも影響を及ぼす可能性がある。
創作側・受容側双方の倫理観と想像力が問われる段階に入ったと言える。

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