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インテル、AI半導体開発で巻き返しへ アップルやグーグル出身幹部3人を起用

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2025年6月18日、米半導体大手インテルは、AI半導体の競争力強化に向け、ケイデンス、アップル、グーグルなどから3人の幹部を新たに起用したと発表した。
リップブー・タンCEOの下で進める事業再建の一環であり、AI分野での巻き返しを図る動きとみられる。

目次

インテル、AI戦略加速へ幹部刷新 NVIDIAに遅れを取る現状打破狙う

インテルは18日、エンジニアリング分野の主要ポストに3人の幹部を新たに任命した。
起用されたのは、ケイデンス・デザイン・システムズ出身のスリニバサン・アイエンガー氏、アップルやAIスタートアップ「レインAI」での実績を持つジャンディディエ・アレグルッチ氏、そしてグーグルのシリコン開発部門を率いたシャイレンドラ・デサイ氏である。

これは、3月にCEOに就任したリップブー・タン氏による事業再建策の一環。AI半導体で大きく先行するNVIDIAに対抗するため、エンジニアリング体制を根本から見直す姿勢を鮮明にした。

今回の人事では、セールス担当のグレッグ・アーンスト氏を最高収益責任者(CRO)に昇格させ、営業・マーケティングの強化も図る。アーンスト氏は20年以上にわたり、インテルで複数の製品戦略や営業を担ってきたベテランである。

それぞれの新任幹部には明確な役割が与えられている。アイエンガー氏は新設の顧客エンジニアリングセンターを統括し、顧客ニーズと製品開発の橋渡し役を担う。アレグルッチ氏は、AI向けSoC(※)開発を主導し、高性能チップ設計の再構築に挑む。
一方デサイ氏は、AIグラフィックスプロセッサ開発の責任者として、NVIDIAに対抗する鍵を握る存在と位置づけられている。

タン氏はエンジニアリングの人材回復を目指しており、声明の中で「顧客のニーズに合ったより良い製品の開発が必要」と強調している。今回の幹部登用はその戦略を裏付ける動きだ。

※SoC(System on a Chip):CPUやGPUなど複数の機能を1枚の半導体チップに統合した構造。処理効率や消費電力の最適化に優れることから、AIやスマートデバイスに広く活用される。

「元王者」の復権なるか インテルの再構築に試される実行力

インテルは、かつて半導体業界の王者として市場を席巻していたが、AIブームを背景にNVIDIAが急速に台頭する中、競争力を失いつつある。
特にAIコンピューティング分野では後れを取り、市場の主導権を奪還するには時間と実績が必要とされる。

その意味で、今回の幹部人事は「元王者の復権」に向けた第一歩といえるが、結果が伴わなければ再建は絵に描いた餅に終わる可能性もある。
AI半導体市場は極めて技術進化が早く、NVIDIAやAMDに加え、AWSやグーグルといった自社開発を進めるプレイヤーも存在する。

また、デサイ氏が手がけるAIグラフィックスプロセッサは、NVIDIAの牙城に切り込む試金石となる。彼がグーグルで築いた実績をインテルで再現できるかが、今後の市場評価を左右するだろう。

ただ、幹部の刷新だけでは不十分であり、組織全体がスピード感と柔軟性を持って変化に対応できるかが問われる。
インテルが再び業界の中心に返り咲けるかは、今回の人事が単なる話題に終わるか、それとも本当の変革の始まりとなるかにかかっている。

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