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創業423年目の石長がAIお墓デザイン発表 想いを形にする新サービス

PlusWeb3 編集部
PlusWeb3 編集部 Web3・AI専門メディア

2026年9月16日、神奈川県鎌倉市の老舗石材店である株式会社石長は、生成AIを活用してお墓をデザインするオンラインサービス「お墓のデザインAIラボ」を開発し、9月18日より提供を開始すると発表した。

キーワード入力でAIが世界に一つのオリジナル墓石を瞬時に創出

神奈川県鎌倉市に本社を置く株式会社石長は、お墓への想いや好みのデザインキーワードを入力することで、個人の人柄や希望を反映したオリジナルの墓石デザインを創出する新サービス「お墓のデザインAIラボ」を立ち上げた。専門知識を持たない利用者であっても、故人との思い出や「直線的」「モダン」といった好みのテイスト、素材などの言葉を直感的に入力するだけで、深層にある想いを汲み取ったビジュアル案が生成される仕組みだ。

背景には、少子高齢化や核家族化の影響で「墓じまい」を選択する人が増え、他者と共用する供養スタイルが広がる一方で、心の拠り所が薄れてしまったと感じる層の存在が挙げられる。本来はお墓こそがご家族だけの「専有スペース(※)」であり、故人のぬくもりを感じられる場所であるという原点に同社は着目した。画一的なデザインから脱却し、家族で語り合いながら選ぶ新しい供養体験の提示を目指す。

※専有スペース:ここでは他者と共用する納骨堂や樹木葬などの空間とは異なり、特定の家族や個人だけが所有・使用して故人を供養するために確保された専用の区画や構造物のことを指す。

伝統と先端技術の融合がもたらす価値 施工連携と業界への波及効果

創業慶長9年(1604年)と400年以上の歴史を誇る老舗企業が、生成AIという最先端テクノロジーを導入した点は極めて象徴的と言える。伝統的な文化を継承しつつも、現代のライフスタイルに合わせたクリエイティブな選択肢を提供することで、「建てる義務」として捉えられがちだったお墓の存在を「想いを形にする喜び」へと変化させる効果が期待される。利用者にとっては、故人の生き方や自分らしさを反映した唯一無二の空間を手に入れられる点が大きなメリットだ。

今後は石材店や霊園事業者との連携を深め、AIが画面上で生成したデザインを実際の建立や施工へスムーズに繋げる体制づくりが進められる計画である。画面上のアイデアにとどまらず、物理的な施工まで一貫して支援するシステムが確立されれば、石材業界全体のデジタル化や顧客体験の向上を促す契機となる可能性を秘めている。時代が変化しても色褪せない新たな供養のあり方が模索されている。

石長 プレスリリース

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