ギグワークス子会社のGALLUSYSは、HISと共同で新プロジェクト「たびシェア」を2026年秋から順次開始すると発表した。全国1万か所以上を舞台に、写真を起点とした新たな旅行体験の創出を目指す。
GALLUSYSとHIS、写真で「新しい日本地図」を構築
2026年8月19日に発表された「たびシェア」は、GALLUSYSが開発を進めるブロックチェーンゲーム「SNPIT」とHISが共同で始める参加型プロジェクトである。初期フェーズでは、HISが提携する全国1万か所以上の施設を対象とする。
ユーザーはマップ上に配置された各施設のピンを目指して現地を訪れ、位置情報と連携したアプリ内カメラで撮影する。投稿できるのは対象施設の周辺で撮影した写真に限られ、実際に現地を訪れたユーザーの写真が地図上に蓄積されていく。
施設の半径500m圏内で撮影した写真を使う「ロケーションバトル」では、勝者が施設のアンバサダーとなり、バトルやエリア獲得で貯めたポイントを旅行用クーポンやデジタルアイテムなどと交換できる予定である。
サービス開始時には、1万か所以上の対象施設が「まだ写真がない」状態からスタートする。まだ写真投稿やバトルが行われていない施設では、バトルに参加せず最初のアンバサダーになることも可能だ。
さらに、旅に同行する新キャラクター「MOB’z(モブズ)」も登場する。新規ユーザーには1匹を無料配布する予定で、MOB’zを置くことで施設のアンバサダーになれる。
今後は地域周遊企画、季節に応じた撮影テーマコンテスト、自治体・宿泊施設との連動施策など、写真を起点とした地域創生の取り組みを多角的に展開する予定としている。
写真を旅の動機に変える仕組みが強みに
「たびシェア」のメリットとして、写真撮影を旅行の新たな目的にできる点が挙げられる。
特に、まだ写真が投稿されていない施設を探して訪れる体験は、定番の観光地だけでなく、これまで知らなかった場所へ足を運ぶきっかけにもなり得る。
撮影や投稿を意識することで、旅先での過ごし方にも変化が生まれる余地がある。
また、撮影やバトルを通じて得たポイントを次の旅行に活用できる設計は、継続的な参加とも親和性が高い。旅行中の写真撮影を一度きりの行動で終わらせず、次の訪問先を探す動機へつなげられれば、継続利用を後押しする要素にもなりそうだ。
一方で、施設数が多いだけに投稿が集まりやすい場所と、十分な投稿を得にくい場所との間で差が生じる可能性がある。ユーザーが一部の人気施設に集中すれば、全国の魅力を写真で可視化するという構想との間にギャップが生じることも考えられる。
今後は、自治体や宿泊施設などとの連携をどこまで広げられるかが重要になりそうだ。
SNPITのゲーム性を旅行体験に組み込むことで、写真撮影をきっかけに新たな場所を訪れ、次の旅行へつなげていく循環をどこまで構築できるのか、その展開に注目したい。
関連記事:
ブロックチェーンゲーム「SNPIT」がたべっ子どうぶつ体験型イベントに協賛

SNPITとSyFuが提携 撮影と決済データを融合したWeb3エコシステム構築へ
