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国内最大級のweb3コミュニティ「Kudasai JP」が法人設立とコミュニティのDAO化推進を発表!その概要と展望を解説!

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この記事では2020年から活動するweb3コミュニティ「Kudasai JP」の発表について解説します。フォロワー数7万人を超える国内最大級のweb3コミュニティの動きから、今後のweb3業界を予測する機会となるかもしれません。

目次

KudasaiJPが法人設立とDAO組成を発表!

2023年3月17日、KudasaiJPより重大発表がツイートされました。

その内容を解説していく前に、そもそも「KudasaiJP」とは何か、から解説します。

KudasaiJPとは?

KudasaiJP は、Cryptoのすべての領域をカバーする日本最大のCryptoCommunity です。

2020年に誕生し、海外プロジェクトの翻訳付きAMAの開催や国内プロジェクトの海外進出の支援等、web3に関する支援を行っています。現在、Twitterのフォロワー数が7.6万人、テレグラムメンバーも2万人を超えるなど、国内最大級の規模となっています。

https://medium.com/cryptokudasaijp より

上記は公式MediumにあるAMAの議事録ですが、このように海外プロジェクトを中心にコミュニティに向けて翻訳付きのAMAを開催し、そのコミュニティ内に紹介してきました。現時点で180件を超えるAMA開催の実績があるとのことです。

そのような活動を通して、世界最大手暗号資産取引所「Binance」のBinance Feedへの掲載やNFT部門であるBinance NFTとのパートナーシップ、ソーシャルグラフのプロトコルである「CyberConnect」とのパートナーシップなど、世界的なプロジェクトとも提携をしています。

https://kudasai.co.jp/#press より

法人設立とDAO組成の概要と狙い

そんな国内最大級のコミュニティが「株式会社Kudasai」を設立し、今までのコミュニティをDAO化していくことを発表しました。

https://twitter.com/kudasai_japan より

活動内容としては、今までのKudasaiJPをweb3の包括的な支援を行うDAO化していくことが挙げられていました。法人はそれを推進するための契約主体です。

具体的に言えば、まずは「コミュニティメンバーが支援プロジェクトへの貢献に対して報酬を付与する仕組み」をNFTやスマートコントラクトを活用しながら構築していく予定とのことです。

その後、

  • 国内プロジェクトの海外進出支援
  • 海外プロジェクトの日本進出支援
  • コンサルティング/アドバイザリー支援

など、web3に関する支援をDAOと共に実施していく予定です。

しかし、これは新しく何かを始めるというよりも、今までも依頼があり実施してきた内容のコミュニティをDAO化し、一緒になってやっていこうという取り組みの方が近いです。

大企業のNFT参入など、web3が少しずつ拡大を続ける中で、国内外を繋げるコミュニティとして、その役割を分散化して運営していくことが狙いです。

コミュニティのDAO化とDAOによるweb3支援

最後に、「コミュニティのDAO化」と「DAOによるweb3支援」の可能性について考察します。

KudasaiJP DAOの詳細は明かされていませんが、案件に対して仕事と報酬が明記され、その仕事をこなせるスキルを持った人が応募し、案件毎にプロジェクトが組成される形だと想定しています。

また、その都度のプロジェクトへの貢献証明NFT(SBT)を発行することで、DID的な履歴書が構築可能になり、それをゼロ知識証明を活用し、案件への応募・採用・報酬の支払いがスマートコントラクトで自動化できます。

まだ日本でDAOに法人格はないので、対外的な契約や交渉、報酬の振込口座の管理などは法人が実施しますが、案件の募集から報酬の支払いまでは自動化され、DAOがワークしていくことが予想されます。

これはクラウドソーシングのDAO化に近く、過去にリサーチしたBraintrustの事例も参考になります。

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Braintrustも一定うまく機能しているので、個人的にはweb3コミュニティを”web3支援のクラウドワークスDAO”にしていく取り組みは、一定うまく機能するのではないかと思っています。

Braintrustよりも機能が絞られた領域であり、そのDAOが盛り上がることで、DAOメンバー全員にとってもプラスになるので、その案件のメンバーではない人も拡散やアイディア出しに協力したり、案件に携わる人も一人だけ利益を得ようと不正をしたり適当な仕事をする確率は低いと考えられます。(不正をしたら報酬が支払われない可能性もあり、報酬がDAOトークンで支払われる場合は不正が発覚したときにそのトークン価格が下がるので自分に不正をするメリットがない

なので、KudasaiJPによるDAO化の取り組みは非常に楽しみです。

引き続き注目していきます。

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参考文献

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この記事の監修者

mitsuiのアバター mitsui web3リサーチャー

web3リサーチャー / 国内外問わずweb3に関する情報(プロジェクト・ニュース・単語の解説、プロジェクトオーナーへのインタビュー記事、リサーチからの学びや考察記事)を発信。

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