KlimaDAO JAPAN、Web3で気候変動対策を加速　新部門「Klima Research Institute」設立

KlimaDAO JAPAN株式会社は、2025年1月28日、Web3技術を活用した気候変動対策の専門コンサルティング部門「Klima Research Institute（KRI）」を設立した。
KRIは、ブロックチェーン技術とカーボンクレジットを組み合わせた独自のソリューションを提供し、企業や自治体の効率的かつ透明性の高い気候変動対策の実現を支援する。

Web3技術を活用し提案する、気候変動対策

気候変動対策の重要性が増す中、KlimaDAO JAPAN株式会社が新たなコンサルティング部門を設立した。

同社は1月28日、Web3技術を駆使した専門コンサルティング部門「Klima Research Institute（KRI）」を立ち上げた。企業の脱炭素化ニーズに応える革新的なアプローチとして注目を集めている。

KRIの特徴は、ブロックチェーン技術とカーボンクレジットを融合させた独自のソリューション提供にある。気候変動対策の効率性と透明性を大幅に向上させることで、エコ志向の高い現代の社会情勢のニーズに応える。
具体的には、カーボンクレジットとNFTを連携させたトークンエコノミーの設計や、ブロックチェーンを活用したカーボンクレジット取引プラットフォームの開発支援などを手がける。

実績が物語る新部門の潜在力

KlimaDAO JAPANは、これまでにも様々な分野で実績を積み重ねてきた。一例として、長崎県西海市での取り組みがある。
同市および西海クリエイティブカンパニーとの協働により、地域の環境価値とNFTを結びつけた独自のトークンエコノミーを設計した。地域資源を活かした新たな環境価値創出と地域経済の活性化を実現させている。

新設されたKRIは、こうした実績を基盤に、さらに幅広いサービスを展開する。スポットコンサルティングから始まり、アドバイザリーサポート、システム開発、トレンドと業界リサーチまで、企業や自治体のニーズに応じた包括的な支援を行う。

特筆すべきは、初回60分の無料コンサルティングを提供している点だ。様々な工夫により、Web3技術を活用した気候変動対策に興味を持つ組織が、気軽に相談できる環境を整えている。

さらに、KRIは最新の気候変動対策動向を発信するメールマガジン「クリマニュース」の配信を開始した。カーボンクレジット市場の最新情報や、ブロックチェーン技術を用いた気候変動対策の事例、ReFi（Regenerative Finance）に関する情報など、企業の脱炭素化に役立つ内容を定期的に届ける予定だ。

KlimaDAO JAPAN株式会社の代表取締役である濱田翔平氏は、「Web3技術を活用した気候変動対策は、今後ますます重要性を増すだろう」と語る。
同社は、グローバルで気候変動対策に取り組む「KlimaDAO」の革新的な技術をベースに、日本の顧客に最適化したサービスやシステム開発を進めていく方針だ。

今回の新部門の設立は、日本における気候変動対策の新たな転換点となる可能性を秘めている。Web3技術の活用により、これまで困難だった取り組みが実現可能になるかもしれない。

今後、KRIの活動が日本の気候変動対策にどのような影響を与えるのか、注目が集まっている。