Byzantine Generals Problem(ビザンチン将軍問題)
ビザンチン将軍問題とは、わざと偽の情報を伝達するノードがある場合に、全体として正しい合意形成(コンセンサス)ができるかどうか問われることを指します。
言葉の由来は、中世ヨーロッパのビザンチン帝国から取っており、ビザンチン帝国を攻撃する将軍9人が攻撃計画について合意を得ようとしている仮定で表現されています。
将軍たちは、お互いに伝達者を介してのみ連絡可能で裏切者がいる可能性がある為、合意に至るのが困難な状況にあります。
こうした状況で、いかに合意形成が取れるかがビザンチン将軍問題の概要となります。
ビザンチン将軍問題の解決策
ビザンチン将軍問題を解決したのが、ビットコインのコンセンサスアルゴリズムと言われています。
ビットコインのコンセンサスアルゴリズムは「マイニングによる競争」や「最も長いブロックチェーンをが正しい」というルールによって運営されています。
この特徴により、承認者に一定数悪意のある者がいても、全体として正しい方向に進むことができます。
ビットコインのコンセンサスアルゴリズムが歴史上初めて「ビザンチン将軍問題」を解いたとされ、後続のブロックチェーンもこれに倣ってビザンチン将軍問題の対策をしています。