富士フィルムが業務データのAIモデル作成サービス「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」を提供開始　中小・中堅企業向けに

2025年1月20日、富士フイルムは企業が自社の業務データを活用して簡単にAIモデルを作成・活用できるクラウド型データ分析サービス「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」の提供を開始した。このサービスは特に中堅・中小企業向けに設計されており、AIを利用した業務の効率化や迅速な意思決定を支援する。

機能の概要

「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」は「データクレンジング」「特徴量生成」「アルゴリズム開発」「性能検証」といったAIモデル作成の全工程を自動化できる。これらの作業は専門知識がなくとも利用可能である。
作成したAIモデルは「分類」「データマッチング」「入金請求突合」などの業務に活用でき、業務効率化が図れる。

月額料金は8万円（税別）で、学習・推論処理時間50時間を含み、「FUJIFILM IWpro（フジフイルム アイダブリュ プロ）」（中堅・中小企業向けクラウドサービス）の追加利用は3万円となっている。

今後の展望

「FUJIFILM IWpro Intelligent Assistantオプション」は、中堅・中小企業への普及、業界横断的な適用が期待されている。機能の拡充と進化により、AIの学習・データ処理能力が向上し、より高度な分析・予測が可能になるだろう。
また、デジタルトランスフォーメーション推進の基盤として、企業の迅速な情報共有と意思決定を支える方針であり、グローバル展開も視野に入れているとのことだ。